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京セラ美術館「村上隆 もののけ京都」行ってきました

こんにちは。矢野です。

先日お休みに現在京セラ美術館で開催中の村上隆の展示に行ってきました。


ちなみに去年の秋口に大文字山に登った時、山頂で知り合ったスイス人の芸大生と一緒に行ってきました。年齢も知りませんがその後に店にも来てくれてなんとなくいいやつそうで仲良くしています。笑

そんな彼と一緒に行ってきたわけですが、まずみなさん村上隆はご存知でしょうか。
日本人の芸術家の中ではかなり有名な方で、今だと草間彌生と並ぶくらい世界でも著名な芸術家です。有名なものだとドラえもんとのコラボでしょうか。お花の真ん中に顔が描かれているモチーフは村上隆という名前を知らない方でも見ればきっとあ〜となること間違いなしです。

京セラ美術館の90周年?記念企画か何かで、さらに村上隆も生前ではこの規模の個展はラストかもというくらい。さらにさらに会期は約半年あり、なんと学生は会期中何度訪れても無料という大盤振る舞い。どれほど力が入っているかがみて取れます。

僕自身は村上隆の名前や有名な作品はもちろん知っていたんですが直接みた事はなくて。というのも画像で見る限りではちょっと自分の好きな作風ではなく、それにそうそう個展なんかもやってませんのでなかなか機会がなかったのですが、今回京都で大規模個展がされるということで、やはりこれだけ有名な作家の作品は好みに関わらず見ておかなければと訪れた次第です。

先に感想を言ってしまうと。
「う〜ん。」
というのが正直なところ。

まあ先ほども言った通り、そもそも僕の好きな作風ではないのでもうそこはしょうがない。
もう公認の事実ですが、現在ほとんどの作品を村上隆本人ではなくスタッフが作っています。もちろんアイデアを出しているのは本人で手を動かしているのがスタッフという意味です。さらにイラストちっくなものが多く、作業風景も動画で見たことがあるんですが、イラストレーターなどで作られていたりするものが多いんですね。アニメっぽいキャラクターも多いので。すごく極端に言ってしまうとコピペで作られてる感があります。

ある意味ミッキーとかと一緒で最初に特徴的なモチーフやキャラクターを発明するこの段階は多分ものすごくクリエイティブなんだと思うんですが、その後は作業になってしまうところがあるのかなと。ミッキーはそれでいいと思うんですが、アートというかビジネスに見える感じが僕はしてしまって。

僕は個人的にもっと作家本人の意図や身体性みたいなものが感じられるナマモノっぽい作品が好きなのであまり刺さりませんでした。

それと規模感。
前評判的にどれほどの規模のものが待ち受けているんだと思っていたのですが、思ったよりもこじんまりでした。
この点に関してはご本人も理想の規模感ではできなかったとコメントを寄せておられました。

印象に残っているところでいうと、数多くあった尾形光琳の金屏風とのコラボ作品でしょうか。ただそれにしても尾形光琳の原画の方がいいような。

今回はちょっと否定的な意見が多くなってしまいましたが、単純に僕の好きな感じではなかったというだけの話なので、作家や作品を批判するような意図は全くありません。京都でこの規模で見れる機会はそうそうないと思うのでぜひ行ってみてください。

行かれた方がいたらぜひ感想を共有しましょう。

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