見出し画像

僕の使命と経営者の使命

こんにちは。矢野です。

今年はまだ目標や抱負が決まっていません。一応自分たちが1年間でどれくらい進んだかを判断するために年始にいくつか目標を立てるのですが、それがまだ今年はできていません。

特に何かに思い悩んでいて決まっていないということではないんですが、正直なところおそらく今自分が立っている場所がちょうど分岐点のような所にいて、どの方向にも進むことができて、それを決めかねているんだと思います。

株式会社アカイノロシとしてはちょうど3年経って、コーヒーブランドLaughterとしては店舗をオープンしてから1年。ありがたいことに徐々にではあるけど足元が固まってきて、今までとにかく食えるようになるためにがむしゃらに進んできた第一章が終わって次のフェーズに移るタイミングだと感じています。

去年の年始には割と具体的に数字的な目標をいくつも立てていて、例えば1年間で10媒体以上に掲載されるとか、東京で販売機会を作るとか、百貨店で販売する、売上〜を達成するとか。

結果的にほとんど達成できて目標にはなかった2店舗目もオープンするというコロナ禍にしては外から見ると上出来とも言える結果だったと思います。

ただ自分としてはあんまりいい気がしていない。正直数字的にもまだまだだし、僕たちのことを知らない方も圧倒的にまだまだ多いし、足元が固まれば固まるほど天井も見えてきて、このままではいずれ終わるなという気しかしていないです。

何より毎日ありがたいことに何かしら仕事や作業があってそれをこなしていく毎日で、全然クリエイティブじゃない。個人的にあまり楽しいと言える毎日ではなくなってきているような…。

自分がないしはアカイノロシが一番クリエイティブでワクワクしていたのはいつだったかと思い返すとそれは間違いなくタイの山奥でチャーリーを探していた時なんです。

もう一度あの時のような刺激的でエンターテイメントな時間や体験をみんなと共有したいし、それをすることがアカイノロシの使命であり、僕の使命だと思っています。

ただそれと同時に経営者として組織のトップとしての使命は圧倒的に「売ること」。皆さんの手元に商品を届けること。

誰よりもそれを考えることだと思っています。

別にどっちかをとればどっちかがなくなるという訳ではないですが、例えば新たな体験を求めて僕がアフリカに2ヶ月行ってしまうとすると、うちはまだ二人でやっているので、日本にいるのは一人になってしまう。今はzoomとかでオンラインで仕事ができるけど、いろんな価値って打ち合わせの前後の雑談で生まれたりするのでオンラインミーティングだとなんだかそれが生まれにくい気がしていて。やっぱり会った方が伝わる熱感とかは確実にあるし生で見ないと判断できないもの多々あるのでどうしても100%は出せなくなる。かと言って一人では店を離れることができなし僕らはかなりきっぱり得意不得意で仕事を分けているので代わりがつとまらないものも多い。というようなことが起こってしまいます。

だから今年の過ごし方を決めあぐねている訳です。。
でもこれを書いている途中でなんとなく今年は今あるコーヒー事業を伸ばすということよりも新しい価値を作るという方に僕のリソースを割こうかなと思い始めています。笑

なぜそう思ったかというとコーヒー事業というものの性質上、いやこれは多分どの商売にも言えることですが、やっぱりお金をかけるか時間をかけるかという問題とファンの作り方として時間をかけた方がいいなという判断ですので、この点はまた次回書こうと思います。

今年の目標は多分数字的なものではなく抽象的なものになりそう。

あと、僕は色々好き勝手書いてますが、言ってもまだ3年しか事業を営んでいないのでこの考えが合ってるとは微塵も思ってませんが、一つのリアルは確かにあってそこには参考書からは読み取れない価値があると思っているので、同じ轍を踏まないように参考してもらえたら嬉しいです。

ではまた次回!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?