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「若いうちに海外に行っておいた方がいい」ってほんと?

昨日兄夫婦と甥っ子が店に遊びに来てくれました。
割と定期的に来てくれるのでその度に少しずつ成長している甥っ子を見るのが楽しみでもあります。

そんな中兄が海外に行こうとしているらしく昨日行くならどこの国がいいんだろうという話になりました。

海外に行くと言っても目的は様々なので一概にどの国がいいというのは難しいかと思いますが、ふとよく「若いうちに海外に行っておいた方がいい」と言われるのは何故なんだろうと考えてみました。

まずこの場合に言われる「海外に行く」というのはなんとなく100%観光というわけではなさそうなニュアンスを感じます。もちろん大いに遊ぶことも大事ですが、それだけじゃない意味を孕んでいる気がします。

おそらく違う文化や街並み、価値観から刺激を受けたり、吸収するということが目的にあるんでしょう。

じゃあなんで若いうちなんでしょうか。
これはまずは時間。
特に社会人になってしまうとなかなか1週間とか休むのが難しくなるので、学生の間に行った方がいいということ。これはよく言われている理由だと思います。

でも本当に大事なのはそこで受けた刺激を次の行動に移すハードルが若い方が低いからじゃないでしょうか。
例えば時間の問題が解決したとして、何か違う価値観に触れてあれがかっこよかったから俺もそれをしたい!と思ったとしてもその時家族がいたりすると今の仕事を捨てて行動に移すのはかなり困難です。独身だったとしてもやはり今の給料、生活を捨てて新しいことにチャレンジするハードルはかなり高いです。だから若ければ若いほどまだその生活基盤が整っていないうちにたくさんのものを見て、聞いて、行動に移していきやすいからということで「若いうちに海外に行っておいた方がいい」ということなんではないでしょうか。

実際僕も何ヵ国か海外に行きましたがそれは全て学生の間に行っていて、それこそこのコーヒーの仕事をするきっかけとなった初めてタイに行ったのが大学3年のとき。ここで刺激を受けてそのまま起業しました。
これが正解かどうかはわかりませんが、仮にタイに行ったのが今だったら。普通にサラリーマンをしていてたまたま行ったタイで全く同じ体験をしたとして、同じ刺激を受けて、同じ感情を抱いたとして、仕事を辞めてコーヒーの仕事をしようという選択ができたでしょうか。きっとできなかったでしょうね。

それほどヒトは環境が変化することが苦手で、同時に取り巻く環境によって人生が変わっていくということでしょうね。

これを読んでる若い方は特にとりあえず海外行っときましょう。

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