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のびしろ

菊名駅から横浜アリーナへ歩く15分のあいだに、もう泣きそうでした。
久しぶりに生音が聴けるという半端ない喜びと、救ってくれた人たちに初めて会うどきどき、あと3時間後には終わっちゃうんだなあという寂しさ。色々入り交じった変な気持ち。

2017年にTBS系列で放送されたドラマ『カルテット』で
満島ひかりちゃん演じる、"すずめちゃん"が度々発してた「みぞみぞする」という言葉。まさにその感覚。
(この言葉、音楽をやっていたら分かる人多いと思うんだけど、
スポーツの世界でもそういう感覚ってあるんだろうか?)

11月14日、Creepy Nutsワンマンツアー2021「Case」の千秋楽、横浜アリーナに行ってきました。

「ライブに行くこと」「実家に帰省すること」「山に登ること」が
『3大 こころのガソリン』だった私。1年に5公演以上はライブやミュージカルに行っていたけど、コロナを経て、2年ぶりの!ライブ。
(コロナ前最後に行ったのは2019年12月、
あいみょんの横アリ千秋楽!)

そして、開演。

やっぱり生音だ!!!

全身にズキズキ響き渡る音、血液や内臓が沸騰する感じ。イヤホンやスピーカー越しの音楽は「耳で聴く」のに対して、ライブでの音楽は「全身で感じる」という感じ・・・。
とにかく全身鳥肌でした。
(ああここ全然言語化できない)

HipHopは正直全然興味なかったけど、オードリー若林経由で知ったCreepy Nutsの存在。人には絶対負けない大好きなものがあって、でも根は暗くて、社会に対してちょっとビビったり、怒ってるふたり。
僭越ながら、あ、自分と似てるかもと思った時には、ラジオも聞き始め、Spotifyで曲を聴き漁ってました。

ライブのMCのなかで刺さったのは、

何にもなくてもできるんですよ。
ただラップが好きで、やり続けてきただけ。
という、R-指定の言葉。

特別な生い立ちや、武勇伝や、個性も挫折も自信もない自分たちでも、ただ好きなことだけ必死でやってきたら、いつの間にか横アリを満席にできてた、というニュアンスだったはず。

この頃いろいろと考えることもあったけど、
「好きやワクワクを精一杯追い続けることだけはできるかもしれない」
それに懸けてみてもいいのかなと、勇気をもらった言葉だったのでした。

ああ~のびしろしかないわ!ガソリンたまった!

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