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どこの歯磨き粉を使ってるんや!?~初めて宝塚ライビュを観た話~

友人のお母さんが、チケットを下さって、雪組公演 『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』を大阪の映画館でライブ・ビューイングで観ました。元々、劇を見るのが好きやったんですが、宝塚は観たことがなかった。友人のお母さん、本当にチケットありがとうございます。そして、友人よ、ありがとう。これを読んでください。めっちゃ衝撃的やったんで、ここに書き留めておきます。 

初めて宝塚を観た人間の感想です。ネタバレも含みます。

まず、私が観たのは、雪組の『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』です。禁酒法時代のアメリカで、主人公たちは夢を持って生きていました。スーツ!お酒!ダンス!別れ!がこの舞台のポイントやと思いました。

この舞台、めっちゃスーツ姿が見れるんですよね。スーツを着たまま踊ったり、歌う姿は私には新鮮やった。スーツ姿をずっと観れるのは最高でしたね。重要人物ひとりひとり、いいスーツ着てるやん。あと、皆さん、ほんまに歌がうまい!音痴な私でも分かるぞ、歌がうまい!!耳に残るよ、ギャングスター!

あと、スーツなんですが、手首が見えないようになってるんですよね。手首って、男性と女性の身体の違いが出るところだと、私は思っていまして、そこを見せないのがプロだなと感動した。

次に、化粧の仕方が娘役と男役の方で、全然ちゃう。うまく表現できないんですか、娘役の方は、花でいうところの桜を想像させます。男役の方は、柳とかあやめを想像させるんですよね、分かりにくいですよね。

簡単にいうと、ふわっとした印象を持つ娘役、きりっとした印象を持つ男役です!伝われ!

宝塚というものを知った時に、女性だけで、少年少女から老人まで演じることが本当にできるのか、と思っていましたが、めっちゃ素敵な演技されていました。疑ってすいませんでした。

少年って、声変わりする前の声は、少女とあまり変わらない人もいますよね。歳をとった男性の役も、ハスキーでどこか寂しげな声でめっちゃ色ぽっいーー!!ってなりましたね!ハート撃ち抜かれた。声の幅ってこんな自由自在に使い分けるの怖いですね、宝塚ってすごい。

主人公とヒロインの薔薇の部屋でのやり取りが、一番印象に残ってます。私が、元美術部やからか知りませんが、あの薔薇の配置はすごい考えられてるんやろなって、舞台美術が感動した。あの、ヒロインに振られた姿は、ほんまにもう寄り添ってあげたいぐらい、悲しそうで泣きそうでした。

ショーも初めて観たんですが、めっちゃキラキラしてました。「これが噂のラインダンスか」と思って観ていました。楽しい、皆さん笑顔やん。ニコニコしてしまうわー、って思いながらニヤニヤしてましたね。

あと、歯がめっちゃ真っ白。どこの歯磨き粉を使ってるん!?ってなりました。歯が眩しいってなったことないぞ。ホワイトニングちゃう?って友人に言われるまで、歯磨きをめっちゃ頑張ってはるんや……ってなってました。

すっごい世界観が整えられているので、観やすかったです。あと、ライブ・ビューイングはカメラが動いてくれるので、どこを観たらいいか誘導してくれるのでよかった。宝塚初心者には、優しかった!いいぞ!ライブ・ビューイング!!!

最後に、宝塚ファンがたくさんいる理由が分かりました、あれはハマるわ。最強やな、宝塚。

友人よ、宝塚沼へと私を誘わないでほしい、簡単に沼にはまりそうだから。これで感想は終わります。よかったら、皆さん宝塚観てください。他の舞台とは違う魅力がたくさん詰まっていますので!楽しい舞台でした!!

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