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知財のプロフェッショナル:モノづくりユニクロからエルメスまで

ビジネスパートナーでもある弁理士と朝ミーティング。
(弁理士ってあまり馴染みのない仕業かもしれないので下記に説明書き)


弁理士とは
弁理士の仕事は知的財産権に関連する業務が中心で以下は、弁理士の主要な業務内容の一部
特許出願

  • 発明や新技術の特許出願手続きを代行し、特許庁とのやり取りを行います。発明の内容を詳細に記載し、適切な特許請求の範囲を設定します。

  1. 商標登録

    • 企業や個人が使用する商標の登録手続きを行います。商標の使用可能性や類似商標の調査を行い、登録手続きを進めます。

  2. 意匠登録

    • 製品のデザインや外観に関する意匠権の取得手続きを行います。意匠の新規性や独自性を証明し、登録手続きを行います。

  3. 知財戦略の策定

    • 企業の知的財産戦略を策定し、知財ポートフォリオの管理を支援します。特許や商標の有効活用を図り、企業の競争力を高めます。

  4. 訴訟対応

    • 知的財産権侵害に関する訴訟や異議申立て、審判手続きを担当します。顧客の権利を守るため、法的な対応を行います。

  5. ライセンス契約

    • 特許や商標、意匠のライセンス契約の交渉や締結を支援します。ライセンス条件の設定や契約内容のレビューを行います。

  6. 調査業務

    • 特許や商標の調査を行い、権利の有効性や侵害の有無を確認します。競合他社の特許や商標の動向を分析し、顧客に報告します。

弁理士は、高度な専門知識を活かして、企業や個人の知的財産を保護し、適切に活用するためのサポートを提供します。


商標登録は私も3つ持っているけど、今日は特許と意匠権について話が出た。
特許は有名だからみんな、ぼんやりは分かっているだろう。
もう一つの、意匠権についてはあまり聞いたことがないフレーズかもしれない。

日本で有名な意匠権と言えば、
ユニクロのヒートテック

  • ユニクロのヒートテックは、その独特の素材とデザインに

ソニーのウォークマン

  • ソニーのウォークマンは、ポータブル音楽プレーヤーとしてのデザインと機能に

ニンテンドーのゲーム機(Nintendo Switch)

  • 任天堂のNintendo Switchは、ハイブリッド型ゲーム機としての革新的なデザインに

トヨタのプリウス

  • トヨタのプリウスは、ハイブリッドカーの先駆けとして、その独自の車体デザインに

世界の憧れのブランドのエルメス何てもう、何個も何個も取得している。例えば、

バーキンバッグ(Birkin Bag)、ケリーバッグ(Kelly Bag)、スカーフ、Hベルト、腕時計など

これらの意匠権は、エルメスの製品が模倣されないようにするため、ブランド価値を維持し、顧客に本物の高級感を提供するために取得されている。よく、安物のバーキン型のバッグが売っているけど、実はあれは知的財産権にひっかかり、輸入ものなら税関でストップされるはずだ。でも売っているという事は日本のどこかで作られているのかもしれない。もしくは闇なのか。

私は商標登録は3つ持っている。自分のオリジナル商品を販売しているため、オンライン販売では取得しておいた方が良いのと、ビジネスパートナーの一人が弁理士なのでどうしても意識がそこに行く。

今日は、日本のものづくり中小企業にとって特許と意匠権の大切さについて話が出た。実は特許って、すごい大きな発明でないと特許権の取得は難しいとかわけではなさそう。
例えば、身近なもので「スマホリング(指を入れてスマホを持つもの)などのスマホのアクセサリー」は良い例にらるらしい。
スマホリングも特許取得率も高い評価で、初めて開発した人が取得していれば、スマホリング一個あたり50円~200円の特許ライセンス料を徴収できたかもしれない。

「商品開発には常に特許と意匠権を意識して」というアドバイスだった。

そういえば前に読んだ本で、日本のDIY工具会社の製品で、ネジザウルス という商品は全ての商品で特許を取得しているそうだ。

ネジザウルスは、株式会社エンジニア(Engineer Inc.)が開発・販売している特殊なペンチで、主に潰れたネジを簡単に取り外すためのツール。以下はネジザウルスの主な特徴。ネジザウルスの先端は垂直に溝が刻まれており、潰れたネジの頭をしっかりと掴むことができる。この特殊な形状は、ネジの頭がどんなに潰れていても、確実に回して取り外すことができるそうだ。

社長は特許を意識することのほかに、海外展開も必ず視野に入れているらしく、アメリカのマーケットをリサーチすると
ネジザウルスの名前を、アメリカではアメリカらしく、バンプライヤーとブランド名に変えて販売している。

「商品開発には常に特許と意匠権を意識して」この言葉を胸の片隅に置いて生活していたら、いつか何か見つけられるかもしれない。


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