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保護者であり職員であること

 6年ほど前のこと。今は小学生になる長男の保育園探しをしていました。
子どもと同じ園で働けるところを探していて、何園か当たってみたものの断られ、そんな時にであったのがあけの保育園でした。
 その頃は、まだ環境整備もやっていなく普通によくある保育園でした。園や先生方の優しい雰囲気に、安心して子どもを預けながら働くことが出来ていました。

 それから1年。環境整備を始める?環境整備とは?とざわざわし始めた時に、私は産休に入り職場を離れることになりました。
 それからは子どもの保護者として、環境整備をはじめようとする保育園と関わってきました。その頃はまだ木村先生も入っていなく保育士が試行錯誤しながら、段ボールでコーナーを作ったりしている時。変わっていこうとしている保育園に対して、今後復帰して働く者としても保護者としても少し不安になることもありましたが、変わらない先生たちの雰囲気に安心して子供を預けることが出来ました。

 本格的に環境整備が始まって少ししてから私は復帰しました。いざ働いてみると、子どもの送迎時に目や耳にはしていたものの以前と変わっている環境に戸惑いました。他の先生たちのことをとりあえず見よう見まねでやってみましたが「何が正解?これって間違ってる?」それすら分かりませんでした。
 模索しながらも色々とわからなくなった私は、先輩保育士に相談してみました。すると「実は私もよく分からないんだ」との返答が!「えっ!!○○先生が!」と驚いたのと同時に、なんだかとても腑に落ちた気がしました。的確にアドバイスをもらうよりも、何倍もそのことばに安心することができました。
 分からなくても、正解じゃなくてもいいんだ。このままでもいいんだ。そう認められたような気持ちになれました。同時に、子どもたちに対しても同様で、一人ひとりを認めていくことが大切なんだと改めて気付けました。

 先生たちのサポートがなかったら、きっとここまでやってこられませんでした。あけの保育園に子どもを預けたこと、近くで成長を見ながら一緒に働けること。いつも幸せな思いをさせてもらっているなと感じます。今は次男が絶賛お世話になっていますが、個々の良さを伸ばしてくれ愛情をたっぷりと注いでもらい、園生活がいつも楽しそうです。やっぱりあけので良かった!これからも親子共々よろしくお願いします。


保育士6年・環境整備歴5年の保育士


次回は11月31日(火)です。