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【プロセカ】No seek No find 感想

7月21日~7月29日まで開催していたレオニイベント『No seek No find』の感想記事です。

これまで話題として避けられてきた咲希の入院時の記憶にフィーチャーする内容でした。
いつも明るく元気なキャラだからこそ、こういうストーリー時に陰影が濃くなります。私はこういう回が大好きです。

経験を積むために、別のライブハウスでのライブにも参加するようになったレオニ。よく知らないバンドの曲って、はじめは興味持って聴いてもらえないんですよね。
馴染みのライブハウスのお客さんたちとの感触の違いに戸惑うメンバー。
そして、そこのライブハウスで贔屓されているらしいバンドの楽曲が高く評価されるのもまぁ当たり前なんですよね。馴染みの客からしたら、知っているバンドの曲のほうが刺さりますから。

作品もそうだけど、人にはタイミングがあります。
その作品や楽曲を理解してあげられるタイミング。
これは『つなぐPainful Hope』で長谷川さんがネット上のモブたちに色々言われた話にもつながるなぁと思ったり。

咲希の分析では、あのライブハウスに通う人たちは、上京してきたばかりだったり、俗世と少し切り離された孤独を抱えた人たちがメイン層ということでした。
そういう孤独を抱えている人たちは、確かに、咲希の持っている「今が楽しい」「みんなと音楽できて楽しい」という感情は届かないでしょうね。

そして、そういうキラキラした感情の乗った楽曲しか演奏しなかったので、今のレオニへの評価は薄っぺらな曲しか弾かないガールズバンド。
になるのも、わからなくはない。
あの人たちは何も知らないですからね……。
朔さん、謙遜もしないし、嘘もつけないタイプなんだなぁって思いながら、イベントストーリーを読んでいました。たぶん、悪い人ではないです。訊かれたことを答えただけなので。

訊いてきたから答えたのに、なぜ傷つくのか。
そういう楽曲をメインに歌っていたのに、なぜ、そう言われて怒っているのか。

そういう相手の感情の機微を全く理解できない部分は置いて、ですが。
彼女は孤独に寄り添える曲を描ける人らしいので。

朔の言葉を受けて、自分の中にある全部でいい曲を作ろうとした咲希は、今回のイベントでは、レオニメンバーの誰よりもプロ意識が高くて、私はふつーに尊敬してしまいました。
届かない曲には意味がないんですよね。
彼女はそれが分かる人だから。
6話の入院している時の咲希の独白は、長回しで収録したという話もアフタートークで語られていました。
ああいう声優さんの腕の見せ所みたいなストーリー出されちゃうと、拍手するしかないんですよね。『つなぐPainful Hope』でもそうでしたけど。

イベントストーリー終盤、朔のあまりに相手を慮らない言動に、レオニのSECOM志歩がブチギレたのは、個人的には清々しかったです。
朔さんは悪い人ではないと思うので、今後、レオニと切磋琢磨し合えるバンドとして登場し続けてくれることを願っています。
レオニの次イベも楽しみですっ!!

イベント楽曲『てらてら』は、イベントストーリーを読む前は「咲希ちゃんらしくないな」と思ったのに、読んだ後は「これも咲希ちゃんだ」と思えたのがすごく楽しかったです。
これもまた物語だ。

もしよければ、俊平にスポドリ奢ってあげてください(^-^)