私が公務員を辞めた理由

こんにちは！元公務員で、今は公務員ママ（ワーママ）の理想の生き方を叶える伴走コーチとして起業した小原朱美です(^^)

公務員って、試験も難しいし、なかなかなれるものじゃない。なれたら、クビになることもないし、給与もボーナスもしっかりもらえる、福利厚生も充実！と良いところがたくさんありますよね。

念願の公務員になったにも関わらず、私は１３年という勤務年数で公務員生活に終わりを告げました。

今回は、そんな私がなぜ公務員を辞めたのか？今日はそんなお話していきたいと思います。

①心身を大切にしたかったから

２人の子どもを産んで四年ぶりの仕事復帰をした後、ワンオペ公務員ママを約１年全力疾走で頑張ってやっていました。

仕事と家庭の両立は、想像以上に過酷で、ほぼ毎日エネルギードリンクを飲んでは自分を奮い立たせ、何とか１日を乗り切り、そして泥のように眠る毎日を過ごしていました。

そんな１年を過ごした後、突然の人事異動で、私の昇格＋担当替え＋新規採用職員のフォローという変化が起きました。

ちょうどそのタイミングで夫の職場が近くになり、ワンオペが少し軽減されたのですが、１年分の疲弊、そして年度始めの多忙なスケジュール、全く新しい仕事、後輩フォロー等といった私にとって大きな負担が追い打ちをかけ、

仕事をしていたある日、息苦しさに襲われ、過呼吸のような状態になってしまいました。そして病院を受診し、医師からのドクターストップにより、強制的に休みに入ることになりました。

そんな状態になるまで、正直、自分のことはそっちのけで、仕事や家庭のことを気にして過ごしていました。でも、やっぱり自分の心身が健康でないと、仕事も家庭も、生きていくことさえ難しくなってしまう、とこの経験を経て痛感しました。

これから生きていくにあたり、自分の心身を大切にできる生き方をしたい、体調を崩したことをきっかけに強くそう思うようになりました。

②やりたいことをしたかったから

育休中に子どもとの関わりに悩んだ時、マザーズコーチングスクール講座という講座を受講しました。
その内容を少しずつ実践していくことで、イライラは激減し、
子どもとの関わり、私の意識、行動にも変化が少しずつでてきました。

自身の経験から、この講座をたくさんの方に知っていただきたい！、
私にできることをしていきたい！と思い、コーチの資格をとり、友人や支援センターで無料体験講座を開講していました。

その活動が楽しくてやりがいがあって、、いつか公務員を辞めてこの活動を仕事にしていきたい、というような思いが強くなっていきました。

体調を崩したことをきっかけに、「自分の心を大切にするためには？」という問いが生まれたとき、「自分のやりたいことを我慢するのではなく、やらせてあげることが自分を大切にすることにつながるんじゃないか？」という考えにいたりました。

やりたいことにエネルギーを注げる日々を過ごしたかったから、これも辞める理由に欠かせない理由です。

③家族を大切にしたかったから

公務員ママとして過ごしていく中で、いつの間にかまた子どもたちに怒りまくっている自分になっていました。

余裕、エネルギーもすり減り、子どもや夫との関わりも雑に…

私は家族との関係性を悪くしてまでこの生活を続けたいんだろうか？

その思いも強くなり、もっと自分に余白ができるような働き方をしたい！と思ったのも辞める理由の１つでした。

④自分が大切にしたい価値観を大切にしたかったから

人それぞれ大切にしたい価値観ってありますよね。

例えば、
・安定収入さえあれば私は幸せだ
・福利厚生が充実している職場こそ最強！等々。

どこに重きを置くか人それぞれ。

人それぞれなのだから、私は私に大切にしたい価値観を大切にしていく
生き方がしたいと思うようになりました。

例えば、私は
・誰かが笑顔になってくれることをしたい
・何か目標に向かって挑戦している自分でありたい
など。

こういったことを大切にしたいと思っていました。

その自分の価値観と公務員で働くことを照らし合わせた時、
ここで働き続けていては、私の価値観を大切にできないかもしれない、、
と感じました。

⑤人生を後悔なく終わりたかったから

もちろん、公務員を勤め上げた後、コーチとして仕事をしていくという選択もできたかもしれません…

でも公務員退職まで、あと約３０年の時間。体調を崩したことをきっかけに、自分の本心や体をどうにか騙し続ける人生を歩みたいだろうか？という思いは強くなりました。

しかも、定年の６５歳。心身健康ですぐに次の活動に取り掛かれるとは限りません。その頃にはもしかしたら、踏み出せない状況になっている可能性だってあります。

人生の最期を迎える時、「あ～あの時挑戦してよかった！」と思える人生を送りたい！、今でも強く思っています。

まとめ

「公務員を辞める」１３年前、念願の公務員になれて喜んでいた私が聞いたらきっとびっくりするだろうな…と思います。

でもこれまで、世間体とか、人からの見られ方を気にして進路、就職の選択をしてきた私にとって、自分で決め、自分の納得する道を突き進んでいけるようになったことは、公務員試験合格より実は嬉しいことかもしれません。

皆さんは、ご自身が大切にされたいことを大切にできていますか？

それができたら苦労しないよ…という声が聞こえてきそうですが（笑）、
案外そうさせないようにしているのは自分自身かもしれません。

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