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パートナーが在宅勤務になって気づいたこと

一連のコロナ騒動で
先週からパートナー(会社員)が在宅勤務になりました。

フリーのライターとして10年。
普段はひとりで家で原稿を書いたり、リサーチしたり、
SNSをしたり、ときにお昼寝もして、
好きなときにオヤツを食べて……
という過ごし方をしているわたしにとって、
「自分以外の人間と自宅家で、それぞれの仕事をする」というのは
なかなか新しい体験です。

現在の我が家の間取りは、2LDK。
リビングに寝室、そしてわたしの仕事部屋(兼 洋服置き場)というもの。
普段会社で仕事をしているパートナーには、
書斎がないので、ダイニングテーブルでリモートワークをすることになるわけです。

一応、お互い作業スペースは分離しているので
適度な距離感はおのずと保てているものの、
それでも家に大人がふたりいると
それなりに働き方も工夫が必要だな、と感じたことを書いてみます。

1)1日の仕事のスケジュールを共有する

どちらもフリーランスだったらまだ融通が効くのかもしれませんが、
うちの場合は、むこうが会社員なのでとにかくミーティングが多く、
1日に5〜6件はダイニングでウェブ会議をしている状態。
というかずっと会議やミーティングをしている。

どうやら、ちょっとした物音も拾うので、
その間は私も過度に物音を立てるのがためらわれるし、
不本意に映り込むのも不本意。
とはいえ、こちらもこちらの生活もあるわけだし
我慢ばかりするのもちょっと違う。

なので、「◯時〜◯時は会議」
「こっちは◯時に取材で出かける、夕飯は外ですませる」
など朝イチで共有するとスムーズです。

すごく細かいことですが、
ウェブ会議をしていないタイミングにドライヤーをかける、とか、
この時間にピンポンが鳴りそう、など
ちょっとした用事の共有も大事だな、と思いました。
まあこれはなにも在宅ワークに限らず、
だれかと暮らすこと全般において
(ときに煩わしさにもなる)ことだと思います。

2)食事の時間となんとなくの献立を決める

いかんせん、ダイニングテーブルにモニターを置いて仕事をしているので、
食事の時間を決めないと私もゴハンを食べ損ねてしまう。
(さすがに書斎で食べるのは嫌)

そして調理するのも、なにかと物音がするのでミーティング中は不可。
なので特にランチは朝の段階である程度、仕込んでおいたり、
さっと作って食べられるようにしておく。
常備菜を作れるならそれでもいいし、
家にいても「お弁当」という手もありかもしれませんね。

どうしても家で漫然と仕事をしていると
食事のタイミングをなくしがちなので、
家族がいる人は「13時から1時間は昼休み!」と決めてもいいと思います。

もちろん時間がないときは外食やウーバーもいいけど、
栄養バランスやお財布的にも
できるかぎりは自炊をしたいな〜と思っています。


3)家にいるから……といってもパジャマはNG

これはひとりで家で仕事をしていても常々思っていることなのですが
朝用意をしないと、出かけるのが億劫になるんですよね。
夕方ごろ「座ってばっかりだから散歩に行くか」と思っても、
「あ……着替えるのめんどくさい」
「メイクしないと」となって結局家から1歩も出ないで終わった日は数えきれず。

メイクもフルメイクはせずとも、せめて日焼け止めやBBクリーム、
そして眉くらいは仕込んでおきたい。そこに出かけるときにはリップをすればOKなぐらいにはしておきたい。
これは野宮真貴さんの『おしゃれはほどほどでいい』という本にも書いてあったのですが、野宮さんは朝いちでこの手のナチュラルメイクを施して
それを自分の「素顔」にしておくのだとか。

「完全なすっぴんを見せるのは、家族かメイクさんくらい」

このフレーズに「コンビニくらいすっぴんでいいや」と思っていたので、思わず背筋が伸びました。
ちょっと近所まで……というときに、ある程度ちゃんとしたいたほうが、
油断している人も多い分だけ、手っ取り早くキレイに見える、という戦略でもある。もちろんメイクは「誰かに見られる」というよりも、自分のために、というのは言うまでもありません。

4)掃除はこまめにする、換気も大事

なにを当たり前のこと……と言う感じですが、
突如在宅ワークになって、日中に家にいる人数が増えると、
当然ホコリやゴミが増える。
できれば朝一に掃除機をかけて、スッキリして仕事を始めたい。
でも掃除は頑張りすぎるとそれはそれで疲れてしまうので
あまり意識高めにしないほうが良さげとも思います。
コロナ対策、というわけでもないけど
空気がどんよりしてくるので、換気も意識的に。


5)無理やりにでも外に出る用事を作る

これも長年引きこもって原稿を書いているわたしが痛感していることなのですが、
まじで在宅ワークは動かないです。

たまに取材などで出かけて、
渋谷駅で山手線から埼京線に乗りかけたり、
東京駅で丸ノ内線から京葉線に乗り換えた日なんて、
「今日は歩いたな〜」と人に語ってしまうレベル(自慢にならない)。
しかしさすがにそれはやばいので、
無理やりにでも用事を作って、外に出るのが必要。
「アルミホイル買おう」
「卵、まだあるけどとりあえず買っておこう」
ぐらいのレベルでもいいです。
ちなみにわたしは近所の商店街やパン屋さんに行って立ち話をしてくることも。
だいぶリフレッシュになるし、近所に顔なじみもできるのも嬉しいところ。

あとは、感染予防の観点から在宅勤務になっている人には
本末転倒なので表向きは勧めないほうがよさげですが
個人的には単純作業(文字起こしなど)はカフェでするようにしています。
ふと聞こえる隣の人の会話の切れ端から、
日常のつながりや企画のネタが生まれることも少なくないからです。

6)ティーバッグや飲み物の種類は多めに

当然ながら家には自動販売機もないので、
気分転換の飲み物はやたらと充実してくるのも在宅ワークの特徴かも。

ミネラルウォーター、炭酸水、
コーヒー、紅茶、日本茶、ほうじ茶は定番として、
サマハン(スリランカの葛根湯と呼ばれるスパイスティー)や
シナモンティー、チャイ、ロータスティー、コーディアルなどなど。
ちょっとヒトクセがあるほうが、手っ取り早く気分を変えられる気がします。

ちなみに最近では、
Harney&Sonsの「ホットシナモンサンセット」が気に入っています。

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今後、またあらたに気づきが増えるかもしれませんが
「こんな感じでやっている人もいるんだな」と思ってもらえたら嬉しいです。

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