美しいオレンジに憧れたマンダリンが見つけた生き方とは/NFTの荒波を生きる
こんにちは、あけみひよこです。
くま五郎とクマーベルの仲間のご紹介をします。
今日は、マンダリンです。オレンジカラーのオスグマです。
マンダリンも、うぇぶつー王国出身のクマです。
他のクマたちと異なり、彼らのオレンジカラーは差別される色ではありませんでした。
「ゴールデンブラウンカラー」と言われ、貴族のような扱いを受ける一族でした。
より美しいオレンジになると、それだけ教育も就職も結婚も優遇されます。
そんな一族に産まれたマンダリンですが、鮮やかなオレンジカラーに生まれませんでした。
薄い色の落ち着いたオレンジカラーを彼はとてもコンプレックスに感じていました。
もともとおとなしい性格ということもあり、なかなかお友達もできませんでした。
彼はお友達のかわりに花を愛しました。
「花はどんな色でも、どんな形でも美しい」
彼は道ばたの花をつんで花瓶に生けたり、
自分で育てたりして生活をしていました。
彼の生ける花が素晴らしいということで、評判となり、華道家としていつのまにか成功をおさめることになりました。
でも、彼の心は晴れやかになることはありませんでした。
それは、色が差別の原因になっている国で生きている葛藤でした。
「私がどんなに色とりどりの美しさを表現しても、多くの人の心には届かない。花だけではなく、くまもどんな色でも美しいことを分かち合いたい」
彼は、優遇された一族であり、社会的地位を築いたにもかかわらず、ある日突然うぇぶすりー共和国に亡命したのでした。
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