コロラド州グレンウッドスプリングス

今年のサンクスギビング休暇は、二丁目時代のお友達で現在方々アメリカに住んでいる日本人が集まって、温泉街のグレンウッドスプリングス（Glenwood Springs）へ行ってきました。グレンウッドスプリングスは、コロラドの州都デンバーから西に車で約３時間、セレブなスキータウンであるアスペンからは車で１時間、人口１万人に満たない山奥の小さな街です。天然温泉が有名で、デンバーやアスペンなどからリラクゼーションを求めた人が集まります。節々痛む四十路のババアのバケーションとして、ここグレンウッドスプリングスが選ばれました。

一番有名な温泉はGlenwood Hot Springs Pool。水着を着て入るプールタイプの温泉で、120メートル×40メートルもある世界で一番大きい天然温泉プールです。ここは老若男女が楽しめるタイプで、競泳レーンがあったり、スライダーがあったりもします。
もう一つ、最近できたIron Mountain Hot Springsは、温度の違う小さな温泉が16個ある大人向けの温泉です。コロラド川沿いにあって、夜景を眺めながらいろいろなお風呂をハシゴして楽しめます。
どちらもお湯は硫黄の香りがする本格派天然温泉で、身体が温まり肌トゥルトゥルになります。

グレンウッドに行ったと言うと、誰もが「Italian Underground行った？」と聞いてくる程定番のイタリアンレストランで夕食をとりました。（そもそも小さなダウンタウンで選択肢自体が少ないですが…。）文字通り地下のレストランで、リーズナブルに家庭的なイタリアンを楽しむことができます。四時半の開店前から人が並び、即満席になるほどの人気店です。

泊まったのはHotel Coloradoというホテル。ダウンタウンから橋を渡って徒歩５分くらいの1893年からある老舗ホテルです。第22代大統領Theodore Rooseveltも愛用したホテルで、このホテルにあったクマのぬいぐるみを娘がTeddyと名付けたことからテディベアが生まれたという話もあるホテルです。（テディベアの起源自体は諸説あるようですが…。）ちょうどサンクスギビングの翌日にクリスマスライトの点灯式と小さなお祭りをやっていました。街中から人が集まり、ホリデーシーズンの始まりを祝っていました。

グレンウッドまではデンバーからアムトラックの電車も走っています。とても遅い電車で、車で行くのと比べて倍以上の時間がかかりますが、食堂車や外の景色を眺めるためのラウンジ車両などもあり、電車に乗ること自体を楽しめる人はおススメです。

バーに繰り出して騒ぐのも楽しいですが、温泉をゆったり楽しめる年になってきたことが感慨深いです。アメリカで熱海的な楽しみを見つけたい方にはおススメです。