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精神的依存とは『何も考えていない』という事

私は依存ではなく自立をする事の大切さをいつも感じ、こちらに投稿させて頂いていますが依存自体が悪いのではなく精神的依存が私たちの心を曇らせると思っています。精神的依存とはどういう状態かと言うと、自分はなぜ今ここにいてこれをやっているのか、その理由が分からないということです。極端なことを言うと今ここにいて自分が何故これをやっているのか分かっているとしたらそれは精神的自立をしているということになると考えています。どのような状態が依存であるかということが問題なのではなく、私たちがなぜ今ここでこれをやっているのかについて自分の考えがあるということが自立であると思うのです。
例えば構造的には会社に就職して会社に自分の価値を委ねている、つまり依存しているとしても自分がこの会社で働いている意味を自分が理解しているならばそれは自立なのです。何が深刻な問題を引き起こすのかと言うと、自分で考えずに両親の価値観でなんとなく人生を歩んでいる、または常識を気にしてそのような人生を歩いている、周りの評価を気にして人生を歩いているという何も考えていない流された状態がある日問題として起きて来るのです。つまり精神的依存とは何も考えていないという事だと言えると思います。
精神的依存をしている人は『何も考えていない』ことに全く気がついていないということが特徴です。そして感情の特徴としてはイライラする、憂鬱になる、焦りがある、自己嫌悪に陥るなどがあげられます。これはどういうことかと言うと、自分で考えて行動をしていないので自信がないのです。しかしそのことにすら自分自身で気が付いていないので正体不明のイライラ、憂鬱、自己嫌悪に追い回されるのです。
そのような状態になった時、私たちは精神的依存から自立をするタイミングが来ているということなのです。生活を変えなくても良い、ただ何故今自分はここでこれをやっているのか、それは自分にとって必要で心地よいものなのか考えるタイミングが来ているということです。それで自分が腑に落ちれば生活を変えなくても新たな自立した視点で同じ生活をもっと楽しくできるようになるかもしれません。あるいはこの人生は違っていたと思う人もいるかもしれません。そう感じた人は自分が居心地がいいと思える考え方の視点があるかもしれない、あるいは環境を変えていくということが自分のストレスをなくして行く方法かもしれません。
いずれにしても自分は今ここで何故これをやっているのか、この状況は自分が望んでいることなのか望んでいなくても必要だからやっているのか、それとも周りの目が気になって続けざるを得ないのかというように自分自身のことについて考えてみることはとても大切なことだと日々感じています

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