幼稚園から保育園に転園することにしました。

約2ヶ月前、こんな記事を書いて幼稚園に入れたことに対する後悔の念を吐露しておりましたが、結局7月1日から市内の私立認可保育園に転園することにしました。

これを書いている時点では内定通知が来ただけでまだ最終決定ではないし、幼稚園にも（今日通知が届いたばかりなので）まだ連絡いれていませんが、本人も転園先の保育園（※前の保育園のお友達がいる）に行くことを楽しみにしているようなので、まず間違いなく転園となるでしょう。

同じように幼稚園→保育園に転園を検討している保護者の方にとっても何かの参考になるかもしれませんし、何よりどうしてこうなったのか記録に残しておきたかったので事の顛末をツラツラと書き留めておきたいと思います。

転園理由その①：幼稚園生活が子どもの特性に合わない

転園したいな、と思った一番の理由は子ども本人が幼稚園の生活に馴染めないようだったからです。保育園の頃から人一倍落ち着きがなくて、みんなに合わせて同じことをやったり今やりたい衝動を抑えたりするのが苦手な息子氏は、幼稚園でも時々集団行動から離れて一人で勝手なことをして注意されることが多かったようで、おそらくそれが「幼稚園楽しくない」の一番の原因だったと思います。

幼稚園の先生の対応は遊びの中で集団生活に慣れされるという幼稚園のあり方からしたらごく当たり前の対応で、褒めるべきは褒め、叱るべきは叱る、といった形でしっかり対応してくださっていたので、ほんとに何も悪くないと思います。これに関しては単に3歳段階の息子氏の気質と幼稚園生活で求められる行動がそもそも合わなかったというだけで、息子氏の気質を見誤った親の責任です。反省。

転園理由その②：幼稚園のシステムが働く親のニーズに合わない

２つ目の理由は、やはり幼稚園というもののシステムそのものが両親ともにフルタイムで働く親のニーズに合わないと感じたからです。この点については先日の記事に書いたことがそのまま当てはまります。

幼稚園の預かり保育の何が不満なのか、あまり自分自身としてもはっきり意識はしてなかったのですが、結局私としては以前通っていた保育園のように、「園と家庭が共に子どもを育て、その日々の成長の喜びを分かち合える関係にある」ことを望んでいたようなのですね。

今の幼稚園だと、決定的にそれが足りないのです。このあたりは、やはり「教育機関」である幼稚園と「福祉施設」である保育園の本質的な違いに関わる部分でもあるのかな、と思います。加えて、今の園だと園の方から積極的に日々のこどもたちの様子を発信する気持ちが無いようなので、親の方から働きかけなければ中で何をやっているのか全くわからないという状況で毎日長時間子供を預けることになり、少なくとも私にとってはかなりストレスのかかる状態でした。

転園理由その③：転園先の保育園が魅力的すぎる

とはいえ途中で転園となると本人にもかなりのストレスがかかるでしょうし、転園した先が息子氏に合うとも限りません。幼稚園の集団生活が今の息子氏にとっては窮屈なものだったとしても、日本で生活していく以上、いずれはそれに慣れてもらわないといけないわけで、イチかバチかで保育園に転園させて、結局そこも合わないとかだと目も当てられないので、転園先については慎重に選ぶ必要があります。

ところが…、なんと家から徒歩圏内に息子氏の特性にマッチした保育方針を持つ保育園があったんですね…。しかも3月末まで通っていた保育園で仲の良かった子が通っていて、5月時点で3歳児の枠が1つ空いていたという、奇跡のコンボ！！！ これはもう、運命としか言いようがない。しかも昨年の保活時点で実は全保育園の中で一番通わせたいな、と思っていたところだという………w

この保育園グループは子どもの自主性を尊重した叱らない・怒らない・伝える保育というのを掲げていて、特に保育者が決めた一日のスケジュールに沿って全員に同じ時間に同じことをやらせるという保育手法を撤廃してるのが特徴です。そんなことして収集つかない状態にならないのか？と若干不安な気もするのですが、ともかく決まった時間に決まったことを強制されるのが嫌いなムスーコにとっては、幼稚園より絶対に居心地は良いはずなんですよね。

もちろん「野放し」にするのではなく、ひとりひとりの意見を尊重して、強制するのではなく、自主的に行動できるように粘り強く関わっていくという何とも保育士さんにとっては大変そうな関わり方をしてくれるようです。どこまでそれでうまくいっているのかは正直分からないですが、見学に行った時に園長先生とお話した限りでは、ひとりひとりの子どもとしっかり向き合って、家庭とも連携しながら保育していこうという意識がしっかり伝わってきたので、ここなら安心して任せられると感じています。

まとめ

そんなこんなで結局

・子どもの特性に合わない（システム上個別対応には限界がある）
・親のニーズに合わない（幼稚園の仕組み上なかなか難しい）
・子の特性や親のニーズにマッチした環境がすぐそこにある
・しかも転園した方が保育料もお安い（幼稚園の入学準備費用は無駄になるけど）

という状況だったわけで、これはもう転園しないほうがおかしいよね？状態になったため、3ヶ月での転園という決断をするに至ったわけであります。

後は転園することを幼稚園に伝えないといけないのでそれがちょっと億劫ですが、、まぁなんとかなるさ！がんばろ。

追記

転園先の保育園を希望した理由は実は他にもあって、
・同じグループで発達障害児支援施設の運営もやっている
・病児保育室を持っている
・今年の4月にできたてホヤホヤで施設が新しくてキレイ
・登園管理や連絡帳システムなどがすべてICT化されている
・保育士の離職率が極めて低い
などなど、、ちょっと何か出来すぎなんじゃないの？っていうくらいの魅力が満載なんですよね…。うん。内定出てよかったw