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ドラマ「しょせん他人事ですから」を観たら、全然他人事では片付けられないと学んだ

ネットと日常を共にする人間なので全然他人事ではありませんでした。

ネットトラブルを得意とする保田弁護士事務所には、ネット炎上や誹謗中傷、デジタルタトゥーなどネットにまつわる事件をひねくれながらも解決してく作品なんですよ。

「しょせん他人事ですからね!」なんて言いながら炎上したら、誹謗中傷されたら、と昨今騒がれるネットトラブルの流れをオブラートに包むことなく説明する保田先生のゆるふわ口調はなぜか背筋が伸びますね。

ネットは身分も明かさず顔も明かさずな空間でいられる場所なので、「みんなが言ってるから」というだけで発言がだんだん大きくなりますし、過激になっていきます。

近年はその傾向がありすぎてどうしたもんかと思ってましたが、そんな雰囲気をこのドラマでは「みんなが言ってるから」な理由だけでもネットトラブルの加害者になり得るぞ、ということを見事に描いてます。

他人事のように書き込んだだけでも、プロバイダに情報開示照会されて、拒否すれば裁判に持ち込まれます。そのまま開示すれば謝罪や賠償金請求などなど、とんでもないことに巻き込まれていくんですよ。

情報開示やらなんやら進んでいく度に「みんなが言ってるから」では済まなくなってきます。自分自身だけでなく家族にも迷惑かける可能性だってありますし、なんなら加害者としてネットに自分の身分が晒されるリスクだってある。

全然他人事じゃなくなってきますよね。
毎週最新話を観る度に姿勢を正してます。

「みんなも言ってるから」で簡単フリック入力で発信するんじゃなくて、その先のリスクも考えること。ネットをするならこれに尽きます。保田先生のゆるふわ口調で学びました。

相談者に忖度せずにちゃんと今の状況とこれから取るべき対応を正直にズバッと保田先生は話してくれるので、一周回って良い弁護士先生だなと思ってます。ずっとネットと共に生きてきましたが毎話勉強になります。


そしてありがたいことにTVerとAmazonプライムにて見逃し配信をやってくれてるので頭が上がりません。テレビをリアタイしない世代にも観れる環境整えてくれてるのありがたや…。

他人事のようで全然他人事じゃないと教えてくれるこの作品は、昨今の社会には必要なのでこれからの展開を楽しみにしつつお世話になります。



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