Hana note.1

数年前の離婚を機に、前から憧れていた花の世界へ足を踏み入れて、ほぼ5年程が経った今という現在地から見えてきた、この花の仕事に就いている人々の住む世界を、もう少し住み良く居心地の良いものにしたいという想いから、このノートを始める事にしました。

仕事の上では、まだまだ小学生ですが実年齢は中高年(笑)そんな、色々な他の経験を経てきたからこそ、気づけた事が沢山あります。

とはいえ職人気質の強い世界。拙いペーペーの私から発信する為、内容によっては「何、甘い事言ってるんだよ」という方も中にはいらっしゃるかも知れません。

ただ、そこは、ちょっと視座が違うだけの事。そう俯瞰で捉えた方が、誰かを責める必要もなく平和でいいなとも私自身は思っていますので、私も、何かを責める為に、この場を持つつもりはありません。

それぞれの世界を大切にする事は、花の仕事をしていても、していなくても、とても重要な事です。なので、無理に私の考えに合わせる必要もありませんし、もし読み進めて違うと思われたら無理に読まなくても大丈夫です。

私自身は、大好きな植物の世界と繋がりながら、この世界をもっと平和なものに変えていきたいというビジョンを子供の頃から持って、今まで生きてきました。

自然が齎してくれる豊かさは、心身の豊かさと一直線に繋がっています。日々、変化し、成長し続けるその姿からは美しさしか感じません。
その美しい命を扱う仕事をしているのが、花の世界の仕事だと思います。

そして、その創造の場を通じて映し出される自分の姿があると思うのですが、あなたには、それはどう見えているでしょうか?

私には、とても美しいものも、とても醜いものも、いつもどちらも見えてきて、時にとても大変に感じる事が多いですが、そのどちらも味わい愛でる事を大切にしようと思って、今まで生きてきました。

そこから逃げていては、そもそも創造の世界に関わっている美味しさが半減してしまう。それは無理してまで居続けてという意味ではなくて、目の前に出てきた感情、今、感じた世界をどう感じているかというところから目をそらさないという意味です。

現実的な意味で、その場所から立ち去る事は状況にもよりますが絶対に出来ますし、必要と感じたら素直にそうしていいと思うんですが、立ち去った後でも、自分の感じた感情は自分が見つめない限り残り続けます。誰もが、自分からだけは逃れる事が出来ませんよね。

花の命の刹那を扱いながら、この創造の世界で、自分の今一瞬の経験を味わい愛でたい。誰かと比べずに、自分を生きたい。

植物の力をこんなにも大いに借りながらではありますが、この波長のあう存在達と共に私は自分の人生を駆け抜けたいと思っています。

どんな花が咲き、実り、種子ができるのか、まだわからないけれど、ここから行く先に見える世界は、ただただ拡がり続ける愛と彩りがこぼれゆく、全てが平和に共存していて、全てが満ちている世界であると信じて。






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