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女神の力が呼び起こされる9月の新月

9月乙女座の新月


9月26日 6:54の新月は、ウッタラ・パールグニというナクシャトラの位置での新月になります。
※ナクシャトラとは、月の軌道360度を27に分割した27星座です。太陽を基準にした12星座の月バージョンのようなものです。

ナクシャトラ:ウッタラ・パールグニ


ウッタラ・パールグニは、”後援の星”とよばれ、守護、結合、愛を象徴するナクシャトラです。

ウッタラ・パールグニを支配する支配神はAryamanアリヤマン。
アリヤマンは、リーダーシップや名誉、高潔さなどを司り、社会ルールを守る神。人々の結びつきに力を発揮し、友情や結婚による結びつきを守護します。

人は、必ず誰かとのつながりの中で生きています。
始めは親子や親類、それから友達、社会に出れば、様々な人間関係の中で生きることになります。

そうした人との関係は良いときもあれば、苦い経験、苦しい経験になることもあります。

今回の新月では、人との結びつきを通して人々を幸せに導こうとするアリヤマンの力が働きます。

今抱えている人間関係の問題や悩みを解決するキーワードは「結びつき」です。「結びつき」が意味するのは、今の関係の修復かもしれませんし、新しい関係が生まれることかもしれません。

水星逆行


10月2日までは、水星が乙女座で逆行しています。

水星が乙女座にいることで、水星は我が家にいるような快適な状態。

水星のもつ知性や論理性などを分析力、整理力などを十分に発揮できる状態になり、さらに、乙女座ということで、知性を、計画すること、分析すること、整理すること、計算することなどに上手く使える状態になります。

水星逆行は、内省や、計画の見直しなどに最適のタイミングといわれます。

乙女座で水星が逆行する状態は、まさに、計画の見直しにとってはとてもよい機会になります。

ナヴァラートリー


新月とともに、祖先の霊と交わる期間ピトルパクシャが終わりました。

新月の翌日、27日からは秋のナヴァラトリーが始まります。
母なる大地へ、母なる神への祈りを捧げる9日間です。

この9日間は、3人の女神に祈りが捧げられます。
女神たちは、心の迷いをはらい、純粋な知性を与える力があり、私たちが陥りがちなネガティブな思考を取り除き、人生を良い方向へ導いてくれます。

9日間は3日間ずつに分けられ、
最初の3日間は、破壊の女神ドゥルガ
次の3日間は、愛と豊かさの女神ラクシュミー
最後の3にち間は、智慧と芸術の女神サラスワティ
に捧げられます。

この9日間は、自分自身を顧みて、不要なものを手放し、豊かさを迎え入れる準備をし、正しい道を進むのに必要なクリアな精神性と叡智を手にできるよう祈りを捧げる期間です。

普段は、新月からは新しいスタートを切ることが勧めらていますが、今回は、ナヴァラートリーと水星逆行が重なっている期間、10月4日までは、見直しの期間にされるとよいと思います。

私自身も、今は、今年やり遂げようと思ったことで、できていることとできていないこを書き出して、できなかった理由はなにか、冬至までの残りの時間でできることは何か、できないことは何かを見直す時間にしています。

気温も急に下がったと思ったらまた上がったりして、猛暑の疲れがどっと出てきている方、台風による低気圧の影響を受けている方など、なんとなく不調を感じる方も多いようです。

体も心も、少し落ち着けて過ごす期間になさってくださいね。





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