心の底に響く音
本日早朝、山羊座で新月を迎えました。
インド占星術の新月チャートはこちら。
インド占星術の月のナクシャトラは、
ダニシュタ。
ナクシャトラを簡単にいうと、
インド占星術特有の星座のようなもの。
支配神:ヴァース
シンボル:ドラム
ヴァースは豊かさをもたらす神さまです。
そして8つのエレメントを支配しています。
地・水・火・空気・宇宙・太陽・月・星。
天空にある太陽・月・星以外の5つのエレメントは
アーユルヴェーダにもつながります。
5つのエレメントは自然の中にあるのと同様に
私たちの中にも存在するというのが
アーユルヴェーダの考え方。
私たちのなかに小宇宙があり、
豊かさは私たちの中にあるということにつながります。
私たちの中にあるエレメントに目を向け
そのエネルギーにアクセスし、
体のパーツをひとつひとつ丁寧に癒すことで
私たち自身は内側から豊かになれます。
ドラムに象徴される音はすべての始まりを表しています。
この世界は波動=音から始まったといわれています。
天地創造の場面でも
神は言われた。「光あれ」すると光があった。
という一節があります。
神の声=音が世界を作り出した瞬間です。
ダニシュタが象徴する音は、始まりの音。
創造の音です。
心を澄ませて、心の中に響く音を聞くこと、
自分自身の声を聴くことが
新しいスタートにつながります。
今日の星の配置では、
月と太陽がダニシュタ。
残りの水星・金星・木星・土星は
シュラヴァナというナクシャトラです。
シュラヴァナは
「聞く・伝達する」力をもつナクシャトラ。
ダニシュタとシュラヴァナ。
このコンビネーションからも、
今日は、自分の心の声に耳を傾けるのに
とても適した新月になっています。
注意が必要なのは、
山羊座に惑星が集中し過ぎていること。
多くの惑星が太陽と接近し過ぎていること。
そして、もうひとつ、
ラーフ・ケートゥ軸の片方にすべての惑星が入っている
アンバランスな状態であること。
何かを始めるのに適した新月ですが、
今日はまだ星々にストレスがかかっている状態。
だからこそ、一歩踏み出す前に
今日は自分自身の内側と対話する日とするのがお勧めです。
星々が大きく動きだすまえの小休止。
これから始まる新たな旅に、
何を持っていきますか?
何を置いていきますか?
小宇宙としてのご自身の体をいたわり、
心の奥底でかすかに響く音=声に耳を傾ける。
今日はひとりで静かに過ごす時間をとってくださいね。
今日という日に感謝。
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