負のループからの脱出 「I’m OK.」は魔法の合言葉
皆さん、こんにちは。
アカツキの子会社である『アカツキ福岡』にて、人事をしています佐藤です。
Akatsuki HR Advent Calenderには、昨年に続き二度目の参加となります!
(昨年の記事はこちら)
昨年の記事では、「採用担当として駆け抜けた1年」を備忘録的に書かせてもらいました。
今年の記事では、「採用担当としてだけではなく、担う役割が増えたことで葛藤した1年」をテーマに、「私は、なんてダメなんだ...」 状態に陥ってしまっていたところから、「いやいや、But I’m OK.なのだよ...!」 状態に立ち上がることができたところまでの過程を、当時の気持ちも思い出しながら、つらつらと書き綴れたらと思います。
今年も私個人の備忘録的な記事にはなりますが、
・新しいことに挑戦する過程で、うまく物事が進まずに葛藤している
・最近、自分で自分を責めがちだな。自分に「I’m OK!」を言えてないな
と、モヤモヤしている方に少しでも寄り添えるような記事になると嬉しいです。
アカツキ福岡に入社して4年。2022年4月からの変化
未経験人事としてアカツキ福岡に入社して、もうすぐ4年。
入社してからの最初の3年間は、採用担当として採用領域をメインに担当していました。
今でも軸足を採用に置いていることは変わらないのですが、会社やチームの状況が変化したことにより、2022年4月からは、
・採用以外への人事領域の拡大
・人事総務チームのリーダー
・アカツキ福岡の経営を考えるBoardメンバー
・CX職能特化の人事
などなど、採用領域外にも幅を広げて役割を担わせてもらうようになりました。
こうやって役割の広がりを振り返ると、本当に沢山のバッターボックスに立たせてもらっているなと、アカツキの成長機会の多さに驚くばかりです。
「これより、負のループに突入します!」自分で自分を責める日々
自分自身の成長を実感しつつ進むことができた一方、これまで立ったことのないバッターボックスに立つ機会が一気に増えたことで、知らず知らずのうちにキャパシティがオーバーしており、今までに感じたことのないスランプ状態に陥ってしまっていました。
「Aの領域をゴリっと進めないといけないのに、Bの領域のことが手一杯で、進められていない...」
「何もかも思うように進んでいない...私が皆の足を引っ張ってしまっているかも...」
といったように、いつの間にか自分で自分を責める構図ができており、そのせいでどんどん落ち込んでいく負のループに突入。
定期的に1on1をしてもらっている人事の大先輩である坪谷邦生さんから、「最近、”ゴリっと”っていう言葉が口癖になっているけれど、何に焦っているの?」といった問いかけをもらうくらい、傍から見てもわかりやすかったと思います(笑)
そんな状態に陥っていた私が、どのようにして負のループを抜け出し、ムクリと立ち上がることができたのか?について、下記に書いていこうと思います。
「いざ!負のループからの脱出を試みよ」やってよかったこと4選
自分でつくり出した負のループから抜け出すために、業務の優先順位づけをおこなったり、色んな方に話を聞いてもらったりと、色々ともがいてみた中で、特に「やってみてよかったな」と思えた4つのことを抜粋してご紹介します。
❶ “自分は今、不調である”ということを認める
もっとも負のループにハマっていた時のことを思い起こすと、“今の私は不調である”ということを、自分自身が認められていなかったように思います。
“不調であること、イコール、悪である”と言わんばかりに、不調である自分を否定し、気づかないようにしていたのかもしれません。
そんな私に、とあるメンバーが、
「誰だって不調な時はありますよ。不調でもいいんです。少しぐらい力を抜いたっていいんです」
と声をかけてくれたことで、
「不調であること、イコール、悪いことではない」と思うことができ、
「そもそも、なんで不調なんだろう?」
「じゃあ、不調な自分とどう向き合えば良いんだろう?」
と次に向かうための一歩を、冷静に考えられるようになりました。
❷ “Fun-Done-Learn”で振り返る
日々の業務や一定期間の成果を振り返る際に、これまでの私は、“KPT(Keep - Problem - Try)のフレームワークで振り返ることが多かったのですが、自分で自分を責めてしまう負のループに陥っているときは、要注意です。
やたらとProblemばかりに目がいってしまい、振り返るたびに落ち込んでしまう...なんて状態になりかねません。実際、当時の私がそうでした(笑)
そんな時に出会ったのが “Fun - Done - Learn”という振り返りのフレームワークです。
Fun(楽しんだこと) - Done(できたこと) - Learn(学んだことや気づいたこと)といったポジティブな事象や感情について振り返りをおこなうことで、
「結構できたこともあったなあ」
「楽しんでやれたこともあったなあ」
と、自分のできたことに自然と目がいくようになり、自分で自分を責めるという構図から一歩ずつ脱却していくことができました。
さらに、この振り返りを一人だけでおこなうのではなく、チームとしておこなったことで、チームメンバー皆でポジティブな出来事や感情を分かち合えたのもよかったなと感じています。
❸ “But , I’m OK!”を合言葉にする
英語の使い方があっているかは分かりませんが...
自分で自分を責める思考になっているとハッとなった際に、“ But, I’m OK!Because〜(だがしかーし...!私は大丈夫なのである!なぜならば!)”を合言葉にすることを意識的におこなっていました。
これは坪谷さんから、「萌ちゃんは、I’m OK. と言うのが苦手だよね。I’m OK.を言うことができない人は、You’re OK.も言えなくなってしまうよ」という助言をもらったことがきっかけで始めてみたことです。
必要以上に自分を自分で責めてしまうことで、次に向かうための成長機会を阻害してしまっていると感じた時に、「I’m OK.」をまずは唱えてみることで、できていないことだけではなく、“できていること”や、できていない”理由”にきちんと目を向けられるようになった気がします。
❹ “目的”をセットし直す
担う役割や関わる領域が増えていくにつれて、目の前のことに必死になってしまい、今やっていることの先にある“目的”を見失ってしまうことが何度かありました。
目的を見失ってしまうことで、役割ごとに人格が分断してしまっているようにも感じていました。
そんな私にとって、「今やっていることが何につながるのか?」について立ち止まって考える時間は、目の前のことをやり切るエネルギーを増やすための、とても大切な時間だったように思います。
“アカツキ福岡を、アカツキCXチームを、最高のアイドル事務所にする”
これは、私が人事として実現したいことなのですが、採用担当としての私も、人事総務のチームリーダーとしての私も、アカツキ福岡の経営を考えるBoardメンバーとしての私も、決して異なる目的に向かっているのではなく、同じ目的に向かっているのだと思うことができ、一つひとつの役割や領域に想いを込めることができるようになりました。
※ 私が人事として実現したい「アカツキ福岡を、アカツキCXチームを、最高のアイドル事務所にする」の詳細については、CXチームの皆とおこなうアドベントカレンダーの記事で書かせてもらう予定です。(12月15日公開予定なので、公開次第、リンクを貼らせていただきます!)
おわりに
これまでの仕事人生史上、かつてないほどの負のループに陥ってしまっていた私が(それほど成長の機会が多く成長痛が大きかったということですね)、再び「やったるぞ!」と立ち上がることができた背景には、多くのアカツキメンバーの存在があります。
今、私の頭に浮かんでいるメンバー一人ひとりに「沢山対話してくれて、沢山向き合ってくれて、ありがとう。これからもよろしくね」の想いが、記事を通して少しでも届くと嬉しいです。
そして最後までこの記事を読んでくださった皆さんへ。
もしかすると、この記事を読んでくださっている方の中には、新しい役割を担う人だったり新しいプロジェクトを担う人だったり、新しい挑戦に取り組む過程で同じようなことに悩んでいる方もいるかもしれません。
完全な備忘録的な記事にはなってしまいましたが、そんな皆さんにとって、少しでも有意義な記事になっていれば嬉しい限りです。
2022年残りの数日、“ I’m OK!” “(チームであれば)We’re OK!”を合言葉に、2023年に向かうための素敵な1年の締めくくりとなりますように^^