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役割と居場所について考え続けた一年間を振り返って たどり着いた2つのこと

まずは自己紹介


2021年1月にアカツキにジョインした、もりしと申します。
この一年間、新卒採用チームに所属してます。

実は、初めての転職先がアカツキでした。
アカツキ在籍期間はちょうど1年。
その締めくくりのタイミングでの初のアドベントカレンダーは、
今しか書けない、この1年間考え続けてきた「役割と居場所」について
”今時点での”答えが見えかけてきた2つのことを記事にしたいと思います。

きっかけは息子の発表会

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アドベントカレンダーを書くことになってテーマ探しの12月。
そんな中での12/11(土)、3歳の息子が通う保育園の発表会がありました。

昨年と一昨年の発表会では、見事に棒立ちを披露し続けた彼(笑)。
(保護者の間では”棒立ちの君”として少々有名になるほど…!)
今回も、見事な棒立ちを見せてくれるかと思いきや…!
ちゃんと演じているではありませんか、見事な三匹の子ぶたの一人を。

発表会で演じる彼を見て、初めての発見がたくさんありました。
普段、家ではてんで甘えん坊の息子。
ひな壇の上では、いつもの仲良しのお友達との関係性が垣間見えました。
お友達のAくんのように、思いっきりふざけることはしないけれど、
Aくんにつられて、要所要所でタイミングを見計ってボケをかます息子。
みんながふざけはじめても、自分のセリフやお歌の番がきたら、
ちゃんと真面目に役割をこなす。こんな彼を見たのは初めてでした。

彼は、私の子どもであり、保育園では園児であり、
Aくんたちクラスメイトにとっては友である。
もっと言うと、
たまにボケ担当、たまに学級委員みたいだったり…?

人と人との繋がりの中で、
こんなに小さい彼にも、こんなにも役割がある。

この出来事が、アカツキでの1年を振り返るきっかけとなったのでした。

私の役割って?


変わって私の話。

私は、母であり、妻であり、娘であり、姉であり、孫であり、姪であり、先輩であり、後輩であり、採用担当であり、アカツキの社員であったりします。
もっというと、聞き役だったり、フィードバックを伝える側だったり、受け取る側だったり、イベントのホストだったり、参加者側だったり。
新卒採用担当として日々学生さんとの中でも、様々な役割があります。
お節介おばさんだったり、面接官だったり、就活アドバイザーであったり…。最近では「アカツキのお母さんだよね」なんて
ある学生にいわれたりしています。(これは素直に嬉しかった^^)

こうして、自分の役割についてよくよく振り返ってみると、
なんだかもう、自分の役割が分わからなくなる。
でも、それでいいのだと思う。それが真実なのだと思う。

人との繋がりの分だけ役割があるのかもしれない。

今こんなふうに、いろんな役割があるなぁと感じるのは、
この1年もがいてきた証なのだとも認識しました。
少し振り返ってみたいと思います。

居場所が欲しくてもがいた1年


初めての転職。
新卒入社した慣れ親しんだ会社から、挑戦を求めてアカツキへ。
色々ありました(長くなりそうなので詳細は割愛します)が、
今振り返ると2つのことが大変だったのかもと思います。

・ 真っ暗闇で現在地を正しく認識できなかった

過去何度か体験したことがあるのですが、挑戦している最中って、まるで暗闇の中で階段を登るような体験に近いなぁと感じていました。
どういうことかというと、
確実に階段は登っているのだけれど、自分がどの位置まできているのか、登っている当事者にはわからない。
ある日ふと、自分が上がってきた高さに気づく瞬間が訪れるまで結構辛かったりする。
こういう時に、他者の視点ってとてもありがたい。
アカツキでは、中途の新入社員に対して、「SKD面談」通称”最近どうですか"面談が、オンボードの一環として設定してくれていたり、部署をまたいだ1on1が気軽に設定できる文化にはとても助けられました。

余談ですが、過去の挑戦が後押ししてくれることって、私の場合よくあります。
挑戦の最中にふと、”あ、これは暗闇の中の登山だな?"って思えるだけで冷静になれたり。暗闇から抜け出すスピードも、(挑戦の種類にもよるが)挑戦を経て短くなってるなぁとも感じます。
挑戦ってただただ「辛い&しんどいの二重苦」と思われてる方もいるのかも?と思っているのですが、マラソン選手の肺が低酸素状態に慣れていくように、ハートも強く硬く、それでいて柔軟になるのはスポーツに通ずるかもとも感じました。(本当に余談でしたww)

・ 対話の重要性

究極、みんなが見える世界、真実は違うのだと思います。
人の数だけ見える世界がある。

私がアカツキに入社した2021年は、コロナウイルス蔓延の影響で、
完全リモート勤務の、画面越しでのコミュニケーションが日常のタイミングでした。
細かい機微や熱・体温、その背景にある想いや考え方、かけているメガネの特徴や彼らが歩んできた歴史など、言葉以外の大切な情報を画面越しに感じ取ることが難しくて、結構長い時間苦しんだと思います。
人知れず孤独感を感じることも、結構ありました。

変わるきっかけをくれたのは、なんとインターン生と中途入社同期の存在でした。就活の渦中にいる彼らとの会話の中で、”対話に飢えているということ”をしり、まるで鏡に映り込む自分のように、自分の状況とピタリと重なった。自分をようやく客観視することができました。

そして、オンラインでも、時間と対話を重ねていけば、
本音を語り合う関係性が築けるのだ、ということを身をもって体感できました。彼らの就活相談に乗っていながら、一番救われていたのは私でした。

中途入社の同期の存在も大きかった。
アカツキでは同時期に中途入社した仲間と共に受講できる、ASC(Akatsuki Startdash Camp)という研修があります。
そこで出会った同期たちに、モヤモヤも含めた様々な気持ちを吐き出すことができた。
自分の中で、未解決のまま停留していたものが、一気に浄化されていくのを感じた場でした。(あまりに浄化されてしまって、研修の参加前後での私の顔付きがかなり違いすぎていたのか、”浄化”というフレーズが2021年ASCでのバズワードになりましたw)

再びの余談ですが、つい先日のこと。
チームメンバーと、対面でのオフサイトMTGをしました。
そこで行ったワークがとてもよかったのでご紹介。

価値観ポーカー
をしました。
お互いが直感に従って、自分の価値観を表す5枚のカードを選ぶというもの。「このカードはもりしっぽい〜」「まんま●●(名前)だね〜」なんて言い合いながら、リモート勤務中心のなかで結成されたチームでも、対話の中でちゃんと絆が生まれていることに、人知れずジーンときていたもりしなのでした。

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なぜがんばれたのか?
振り返って気づく2つのこと


この一年、なぜがんばれたのか?
この場を借りて、ちゃんと振り返ってみようと思います。

・ ここ一番の「最後の砦」ってひとつじゃない

しんどい局面で「このご飯さえ食べれてばなんとかなる!」みたいなことってありませんか?これって、とても理にかなっていると思うんですよね。
心と体は繋がっていて、心が闇落ちしそうな時の最後の砦は身体の健康だったりする。

むかしむかし、健康に犠牲にしてでも成長やチャンスが欲しくて欲しくて、頑張りすぎてしまったことがあります。
その結果、身体を壊し、かなりの回り道をするはめになった苦い経験です。
結局、身体が健康だったらなんとかなる!という過去の自分が忠告してくれるシーンが、ここ一番の踏ん張りどころで効いたりすることが私は多いです。

そして、ふと気付きます。
「最後の砦」って1つではではないということ。
私にとって、「このご飯さえ食べていれば…」のご飯は、お母さんの作る料理であるし、
勝負どきに決まって思い出すのは、父が(今はもうない父の工場で)機械と向き合う逞しい背中であったりします(父は技術者でした)。
学生時代にのめり込んだNPO法人の切り盛りを、共にやり遂げた仲間に顔向けできる自分であるか?を分かれ道の判断に迷う時いつも思い出すし、
「本質を追求すること」を教えてくれた恩師の存在は、物事を深めていく過程でそばで声がするような感覚もあります。

私は、この1年、たくさんの人に助けてもらいました。
受け取ったものが、ここ一番の時のエネルギーになっているように感じています。

人と繋がり、されたことを返す

このシンプルな原理に基づいて、世界が広がり、ものごとが動いていくんだと感じます。

・ 狼煙はいつだって自分から

いろんな人たちの繋がりの歴史があり、
人の数だけ、こだわりや様々な感情があるので、新しい仲間の輪に入るということは、最初は誰でも蚊帳の外です。
椎茸の籠に、しめじが入るようなもの。(きのこじゃ色気ないですが、きのこ好きなのでご容赦を)
それは紛れもない”事実”なので仕方ない。

ぶつかったこともあったけれど、
何よりも、私が、”なんとかしたい!”と思って狼煙をあげていたということが全ての出発点であり原動力だったと思っています。
うまくいかないときもそりゃあ沢山ありましたが、
諦めていなかったし、たくさんの仲間を巻き込み、嵐の目になっていった。
出発点は自分から。
本気が伝わるとたくさんの人が助けてくれました。
いつしか、複数の嵐の目たちがぶつかって、良い化学反応を起こしたりすることもありました。
私の2021年はまさにたくさんの化学反応がおきた一年でした。

いつしか椎茸の籠に放り込まれたしめじは、
キノコ同士の菌が混ざり合って新種のキノコが生まれたりすることだってあるんです(うーん、やはり色気のない例えww)。
嵐の目たちが共存する、例えば鳴門海峡みたいなところが
ひとつの組織の中に沢山あったなら、熱くて何かを壊し創造するエネルギーの集合体のようで私はとても素敵だなと思ってしまいます。

終わりに

気づけばクリスマスのシーズンに似つかない暑苦しい記事になってしまいました。来年も挑戦の多い良い年でありたいし、どんな化学反応が起きるか今からとても楽しみです。

何か新しいことに挑戦したいと思っている方、
挑戦の最中にいて、ここ一番の活力が欲しい方へ。
この一年の私の体験記が、誰かの背中を少しでも押すことができたら嬉しいなと思います。
年の瀬に、こんなふうに思わせてくれたアカツキの仲間たちに感謝を。

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メリークリスマスイブ!そして良いお年を!

この記事は、『アカツキ人事がハートドリブンに書く Advent Calendar 2020』 の 24日目の記事です。 前回はいのさん の、「波乱あり、涙あり。内定式の裏側2021」でした。
人事アドベントカレンダー
【 クリスマス限定 】株式会社アカツキの人事広報部に所属するメンバーが、ハートドリブン&思いのままに綴った記事を毎日リレー形式で連載しています。記事を読んでアカツキが気になった方は、ぜひこちらのHPへ遊びにきてください。▶︎ https://aktsk.jp/recruit/