物語書くの飽きたので不思議体験談でも
書く内容は多分これと言って統一する気がないけど、気が向いたらそういう場所にしようかと思って。
中身はバイトのデバッグみたいなこととパソコン教室みたいなことと校閲とデータ分析みたいなことを割って5くらいの仕事してる、都会に出ると途端に埋もれる田舎でだけすごい事務おばさんなのでよしなに。
夏だからちょっと何だったんだろうなぁな話でも。
前住んでたマンションはそんなに年数経ってないはずなのに、エレベーターが何故かとても壊れやすいところだった。
その日はちょっと残業して帰ってたんだけど、ちょうど廊下の電灯が切れかけでジジッ、ジジッて付いたり消えたりしてて夏のホラーっぽいなって思いながら横切った。
すると、通った途端、電灯はバチンッて弾けるように消えてしまった。
ますますホラー。でも演出としては合格だなと感心しながら、気にせずエレベーターまで向かった。
降りてきたエレベーターに入って、住んでる階数を押して、閉じるボタンを押す。
そして、ドアはいつも通り閉じていく――と思ったら、人一人は余裕では入れそうな間隔になったところで、ガタン、とドアが何かに押されたような音がして止まる。何事かと思って見ていると、まるでこじ開けらるようにガガガとドアが音を立てて開いてしまった。
明らかに何かぶつかったみたいな音がしたけど何も居ない。ここで何となく、嫌な感じだなと思ってとりあえずドアは閉じ直した。
エレベータはそんなに大きくもないけど、6人は入れる大きさ。
なのに、上っている間、何故か妙に狭いような気がして。
自分が住んでる階まで到着して、出る時に何となく呟いた。
「出てくるな」
前に、許可されてないところには入れないよ、みたいな話を聞いてたからその"入ってきたもの"が付いて来ないように。
妄想だとしても、自分への暗示(勇気付け)に丁度良いかなって思って。
私がエレベーターを出ると、ドアがガタガタガタッと大きな音を立てて揺れる。
突然壊れたような様子で、ドアが中途半端に閉じたり開いたりした。
中で何かが出れなくて、必死に出ようと藻掻いてるみたいな、そんな音。
「来んな!」
さすがに怖くなって、ちょっと強めに警告してから住まいに逃げ帰った。
それから数日後の夜。
エレベーターのことも忘れた頃、私は人生初めての金縛りに遭っていた。
途端に重力がここだけ倍になったのか?って位の圧迫感に目を開けると、人のパーツを10人分くらいバラバラにして捏ねくり回して作った肉の塊みたなものが乗っかっていた。
あ、こいつエレベーターにいた奴だ。
あの時は見えなかったのに何となくそう感じた。
恐怖を感じるも動けない!となるのが定番だと思うのだが、あいにく私は睡眠を邪魔されて怒り心頭。
ありったけの殺意を込めて怒りの鉄拳を振り上げた。
(○ねやボケェ!)
※注:心の中のため更に口が悪くなっております。
拳は塊の中にある顔の一つにクリーンヒット。
めきょっと凹む音がして、哀れ人の塊はゴムボールのように吹っ飛んでいった。
有難うフィットボクシング。初めてダイエット以外で役に立ったよ。
トレーナーのリンに感謝の念を送りつつ、圧迫感がなくなった私は気を取り直して二度寝の体制へ。
視界の端で塊がなんか恨めしげにこっちを見てる気がしたけど、眠気には勝てなかった。
次の日の通勤中、金縛りこと睡眠麻痺は深呼吸してゆっくり体を動かしさえすれば良いんだなと新たな知見を得る。私の場合、あまりにも頭に来て気合いで動いたのが功を奏したらしい。
それはそれとして、今の物件は何かそんな噂があるのかと調べたら、いわゆるてる物件系の部屋違いであることが判明。
うん、引っ越そう。
その後、これとは別に色々とあってそのマンションからは意気揚々と引っ越した。
とどめはさしていないので、本当にいる"何か"なら多分まだあのマンションに居るんじゃないかなと思う。
ケンシロウから習っとけば良かった。
そうすればお前は既に○んでいる……みたいな感じにできたかもしれない。
そもそも命あるものじゃない気がするけど。
これ書いたらダイエット有料記事売りたい人来ててウケる。
ごめんもう終わらせてるんだわw
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