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『人とご飯が食べられない』会食恐怖症を克服する為に行ったこと

私は大学生の頃に初めて会食恐怖症になりました。
その後、症状は改善していたのですが、社会人になった後で再発。
どちらの症状も会食どころか1人での外食すらできない程でした。

会食恐怖症は周りの人からも理解されにくい病気でもあります。
「周りの人に相談しにくい」「病院に行くのもちょっと…」という人も多いのではないでしょうか?

この記事では自身の体験も踏まえ、会食恐怖症克服の為に行ったことを紹介していきます。
ほんの少しでも役に立てば幸いです。

会食恐怖とは

会食恐怖症とは、誰かと一緒に食事をすることに対して、強い不安感・緊張感を抱く症状です。
このような強い不安感・緊張感によって、人との会食場面を避けるようになり、対人関係や仕事などの社会生活、日常生活にも支障が出てしまうこともあります。
医療法人   和楽会HP
(https://fuanclinic.com/warakukai_blog/2164/)

発症する理由は人それぞれです。
「ご飯を残したらダメだと強く思いすぎた結果」や
「もし人前で吐いてしまったらどうしよう」などその人それぞれの会食への精神的苦痛が考えられるようです。

自分の場合だと嘔吐への強い恐怖心が最初のきっかけでした。再発の理由は特定できていませんが、社会人になり自然と会食の機会が増えたことでストレスが溜まっていたのかもしれません。

発症してしまった理由を考えてみることで、その人だけの改善方法が見つかるかもしれません。
1度原因は何なのか向き合ってみるのもオススメです。

改善方法①  無理矢理にでも会食に参加

これは私が大学生の頃に実践した方法です。
かなりの荒治療だと思いますが、当時の自分はこれくらいしか思いつきませんでした…

しかし、結果としては1番効果が出た方法だとも感じています。

方法は簡単で、誘われたりした飲み会や食事会には片っ端から参加しました
初めのうちは、飲み会に参加してはノンアルコールをひたすら飲み続け、食事会に行けば体調が悪いと言い食事には殆ど手をつけられませんでした。 

しばらくすると、徐々に症状が弱くなっていき普通に会食の時間を過ごせるようになりました。
 
もちろん周りの人を不快にさせない、場の空気を壊しすぎないよう最大限の注意は払いました。
それでも、不快に思った人は居たでしょう。食べ物も無駄にしてしまいました。(お金もかかった…)
なので、おすすめできるかは微妙です笑

改善方法② 家族やパートナーなど本当に親しい人に協力してもらう

家族やパートナーと自宅でご飯を食べるようにしました。普段から一緒に食べている人は継続してみてください!
その後、事情を話し外での食事にも付き合ってもらうようにしました。

あまり親しくない人との食事は緊張からか症状が強く出る気がします。
その点、事情を知っている家族やパートナーとの食事では症状も出にくいのではないでしょうか

最初の外食はカフェなどの軽食から始めました。
自宅では症状が出ることがないので、外でもその環境を再現し、外食への抵抗を減らしていきました。

改善方法③ 病院に行った

症状が再発した際は外食に留まらず、外出さえ苦手になってしまいました。
「このままじゃやばい」と思い、心療内科を受診。
その後は処方して頂いた薬を食事の前に飲むことで、改善につながったのです。

現在私は頓服で「ロラぜパム」と「エチゾラム」を飲んでいます。
ロラぜパムの方は効果が出るまでに時間がかかるので外出前に。
エチゾラムは逆に即効性があるので症状が出てしまった時の緊急時用として使用しています。

これらの薬を飲むことで強い緊張感がなくなり、体や気持ちが楽な状態で外食に臨めるようになりました。

初めは病院や薬には抵抗がありました。
しかし、思い切ってお医者さんに相談して良かったと今では思っています。

会食恐怖症に理解がないお医者さんも居るようなので、この症状を取り扱っている医院を調べてから診断に行くことをおすすめします!

改善方法④ 外食したい気分になる

これは会食・外食に行く前の心構えを変えたいと思って始めました。

楽しいはずの友人との外食すら、前日にはストレスに感じてしまう。
そのストレスを減らそうと思い、「外食したい!」という気持ちになるようにしてみました。

自分の場合、映画やYouTubeなどで楽しそうに外食している動画を見ていました。
会食や外食に対して前向きになることで、少しだけ負担も減ったと感じます。 
会食に行く前から気分が落ちてしまう人は試してみる価値があるかもしれません。

最後に

精神的な病気なので改善方法は人それぞれ違います。
結論、自分に合っていると思う方法を試してみるのが1番です。

私もまだ完治には至っていません。
もし何かいい方法を知っている方がいれば、是非聞かせてください。
 
協力してこの症状と闘っていきましょう!

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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