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ポメラDM250と低価格Chromebook


はじめに

小説投稿サイトに投稿する作品を書く為だけに、ポメラDM250を買いました。
購入した通販サイトでは、2024年7月の購入時点で4万円台の相場となっていたDM250、4万円台といえば低価格のChromebookが買えてしまいます。

両方手にして、その違いを実感しましたので、自分なりに書いていこうと思います。
執筆する、という状況においての評価となります。


双方のおさらい

Chromebookとは
ChromebookはGoogleのサービス利用を大前提とした軽量OSを搭載し、AndroidアプリやLinux開発環境を利用することである程度何でもできる、わりと汎用性の高いノートPCです。

ポメラDM250とは
ポメラはキーボードをタイプして文章を書くことのみに特化したデジタルメモ。
いわば実体を持った高機能テキストエディターです。


低価格Chromebookはここがおすすめ

情報収集・資料閲覧
ネットに繋いでブラウジングしながら執筆できますし、ChromeブラウザでPDFファイルも閲覧できます。
Androidアプリを利用すれば電子書籍の利用も容易になりますから、調べ物をしながら書く場合は、なかなか便利です。

抜きもこれ一台
YouTube、YouTube Musicを始めとした各種配信サービスを利用できるため、作業BGMを流したり、疲れてきたときの息抜きも、Chromebookであれば一台で済みます。

サイズや形態が選べる
画面サイズは10インチ程度〜14インチ程度から、形態はクラムシェル、2in1、デタッチャブルから選べます。


ポメラDM250はここがおすすめ

特化による没入感
視界にはテキスト入力画面しか入らない、マウスも使用しないので、思考と手先が一対一の関係になり、勢いに乗ると時が経つのも忘れるくらい打ち込める。

辞書機能内蔵
多少の制限はあるものの類語辞典、国語辞典、英和・和英辞典を内蔵しているので、表現方法や言葉の使い方に迷ったとしても、これらが力強い支えになります。

超高速起動
ポメラを開いて電源が入ってから3秒程度で編集画面が現れ、入力が可能になります。
90年代のラップトップワープロ並みに早いです。
これはPCではまず不可能、スマホやタブレットのスリープ復帰はこれより早くても、電源ONからだと物凄く遅いです。

低価格Chromebookはここが辛い

同時に色々やるのにはスペック不足
Intel N100搭載で8GBのメモリがあればかなり快適でしょうが、2コアのCeleronや廉価版のArmプロセッサ、かつ4GBのメモリでは複数の処理を行うには長けておらず、特にAndroidアプリを複数立ち上げると直ぐに息切れする点は、注意が必要です。

縦書き環境が構築しにくい
Androidアプリで縦書きができるものもありますが、Chromeブラウザで動くWebアプリやLinux開発環境上で動くアプリに比べて幾分安定性を欠いており、正直オススメできません。
安定性を重視するなら、横書きアプリがメインになります。


ポメラDM250はここが辛い

縦書きの変換操作が横書きと同じ
ATOKは、PCなら縦書きのときは変換操作が縦書き用に切り替わるのですが、ポメラのATOKは縦書きでも横書きのままなので、大分慣れてきたとはいえチョット引っ掛かります。

データ転送はケーブルが一番確実
最初はスマホアプリへ転送しようとiPhoneやAndroidで四苦八苦していましたが全く上手くいかず、USBケーブルでPCに繋いでデータを移しています。
幸いなことに一太郎はポメラから文章をインポートする機能があるので、PCへの転送と読み込みの手間は減ってますね。


低価格Chromebookのほうが向いていると思う人

SNSやW動画配信サイトのチェック等、普段遣いも一台で済ませたい人。
スマホを含む複数の端末から、Googleドライブ上の文書ファイルを編集したい人。

ポメラDM250のほうが向いていると思う人

集中力は高いが、誘惑に負けやすい人。
普段からテキストエディタを使用している人。
清書を一太郎で行う人。

最後に

PCがない状況でポメラDM250を買うのであれば、低価格Chromebookの購入も検討してください。
両方使って文章を書いていますが、どちらも手元にあって損はないです。

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