でもやっぱり言葉と生きたい
小学6年生の時、歌手になりたいと思ったことがあった。
理由は二つ。ひとつは、歌のテストが上手くいかなくて上手く歌を歌えるようになりたいと思ったから。もうひとつは、歌手絢香さんの「おかえり」という楽曲の制作秘話の影響。
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「おかえり」という楽曲は、東京での仕事が忙しくなかなか実家のある大阪に帰ることが出来なかった時に、久しぶりに実家に帰ったときの家族からの「おかえり」のひと言から出来た曲。「帰る場所」がある。当たり前だけど、当たり前じゃない。そんな当たり前の幸せに気づけた。
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確かそんな風にテレビで話されていた。
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『歌手って自分の経験から考えたことを歌にしているんだ』
『私もそんな風に言葉にして伝えたいな』
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なりたい自分の本質が変わってないことに気付いた。
歌手になりたい。
いやいや、そうではなくて…自分が経験をして、内側で感じたことから考えて、言葉にする。ただ今は、言葉にしたい。それを叶える手段はたくさんある。Youtuberや作家、本の著者、歌手もそう。学校の先生もそうかな。
でもやっぱり、わたしを文章で読んでほしい。感じてほしい。
わたしらしさが一番わかるのは、一緒に同じ時間を過ごすことかもしれないけれど、わたしらしさを一番伝えられるから。
もちろん、私を知りたいと思ってくれる方がいるならの話ね。
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