武田信玄の辞世 戦国百人一首61
武田信玄(1521-1573)には持病があり、亡くなる前には喀血を繰り返していたという。
彼の病名は労咳(ろうがい/結核のこと)ではないかとの説もある。
享年53。死ぬには早い年齢だった。
彼の死のおかげで織田信長も徳川家康も命拾いした。
なぜなら彼は、上杉謙信と並んで戦国最強と呼ばれる武将だったからだ。
大抵 還他肌骨好 (大ていは地に任せて肌骨好し)
不塗紅粉 自風流 (紅粉を塗らず自ら風流)
おおよそ此の世を生きるには、世の中の流れに身を任せるべきなのだ。
見せ掛け