見出し画像

【5つ色の少女と魔界と私】

「浅葱色の少女」が不思議な笑い声を上げた。

「真珠色の少女」の瞳には涙が光り私を見つめた。

「撫子色の少女」に私は尋ねた。「どうしたの?」

「蜂蜜色の少女」は唇を噛んで言葉を紡いだ。

「あなたが知らない世界があるの、助けて。」

「丼鼠色の少女」は私の手を引き暗黒の向こう側へと消えた。


少女 詩  魔界 絵本 子育て ポエム メルヘン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?