上田監督の箱根への思い

2020年正月の箱根駅伝。
沿道で選手を待っていると、その数分前に通る広報車から聞き覚えのある声。
山梨学院大の上田誠仁監督だ。
関東学連の駅伝対策委員長でもあり、年末恒例のトークバトルの司会も務める。
その言葉から箱根駅伝への愛情がいつも滲み出る。

 旗を振ると、その音で声が消されちゃう。
 旗は降らないで、
 選手に声を届けてください。

広報車からこう語りかけていた。

これは適役だと思えた。
日頃から箱根駅伝に対する思いはたくさんお持ちだろう。そのなかのひとつが溢れていた。

残念ながら箱根駅伝本戦の出場を逃したが、本戦復帰すればもうこの広報車に乗ることもないかもしれない。

これが最初で最後のアナウンスであってほしいと思う一方、このアナウンスが出来るのは上田さんしかいないと思わせた。

#箱根駅伝 #陸上競技 #山梨学院大 #上田誠仁  

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