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ロサ・ルゴサ最高じゃんってなった話【 #私を浦幌へ連れてって vol.1】

大樹町から車で1時間ほどにある浦幌町に、『ハハハホステル』という何とも最高なネーミングのゲストハウスがオープンするという噂を聞きつけ、浦幌町探検に出かけてきました。

ハハハホステルのオーナーは、元々浦幌の地域おこし協力隊だった方。これまた最高なストーリーがあるのですが、今回はハマナスを原料としたコスメ『ロサ・ルゴサ』を作っている、株式会社ciokay(チオカイ)の森健太さんにフォーカスを当てます。

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森健太さん(ニックネームはもりけん)との出会いは、前職のクラウドファンディングの仕事をしていたとき。ご贔屓の会社からの紹介で、もりけんと商談をした。当時の状況では「申し訳ありません、プロジェクトにするのは難しいかもしれません」と伝えたら、もりけんは、なんと、「あ、大丈夫です〜!最初からクラウドファンディングするつもりないんで!」と笑顔で返してきたではないですか!関西人強い…と思ったのでした(※もりけんは三重県出身)

そんなもりけん、浦幌町に「まちなか農園」という1ヘクタールのハマナス農園を運営し、農薬や肥料を使わずに育てた1400株のハマナスからとれた花びらだけを使い、『ロサ・ルゴサ』という化粧品シリーズを作っています。

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ハンドクリームや洗顔石鹸を使っているのですが、バラのような柔らかい香りが印象的。よくよく聞くと、ハマナスって、日本原種のバラのようなんです。品種改良以前の、元の植物ってことですよね。知らなかった…実はハマナスって北海道や石狩市の花に指定されていて、札幌市で育った私にはかなり馴染みのある花です。でも「海沿いに咲いている垣根のような花」くらいにしか認識もなく、バラの原種だったとは…驚き。

どうやら、海岸線の強い潮風を浴びながら育ったハマナスは、そんなに背丈が伸びないようなんです。それで、垣根っぽさがあったみたいですね。畑のハマナスは潮風がないため、ぐんぐん伸びて私の背丈ほどまでありました。

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こう見るとたしかにバラ感があります。香りもバラっぽいんです。でも原種だからか、トゲがものすごく鋭利なのです!

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ハマナスは、浦幌町の花に指定されていて、浦幌町の中学生から「ハマナスで何か特産品をつくりたい!」という声が上がったため、化粧品作りに踏み出したそうなんです(すごい)。

もりけんも、元々地域おこし協力隊として、浦幌町にやってきました。浦幌町ってとっても素敵で、町に住む子どもたちに町のことを知ってもらい、地域への自信と誇りを育むような活動を、町ぐるみで取り組んでいます。浦幌町を知ってもらうためだけではなく、ゆくゆく町に戻ってきたいと思う子どもたちが働ける場所を作ろうと、若者のしごと創造事業も手掛けています。この『ロサ・ルゴサ』もそうで、もりけんは初めて出会ったときから「雇用を作りたい」と言ってました。

いやいや、将来町の子どもたちがUターンしたいと思った時に雇用を作くりたいと思ったって、そんな会社作って化粧品作って1400株のハマナス世話できる!?もうね、びっくりです。

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化粧品の原料にもなるハマナスの花びらの採取方法を、もりけん自らが教えてくれました。化粧品の生産量は年々増えていっているそう。ですが、すべての花びらを収穫するに至っていないようです。人手が足りないと言っていたので、今年は花びら収穫のバイトに行きたいなと思っています。

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花を摘むのにはいささか抵抗があります…。

今年度は新商品も販売予定だそうで、今から楽しみに待っています。ちなみに、現在のパッケージに使われているハマナスのイラストは、浦幌町の写生会で子どもやご年配の方が描いたものだそうです!ストーリーありすぎ〜〜〜!

こんな感じで、浦幌探検レポートを書いていこうと思っているのだけど…続くのか…がんばってハハハホステルのことまで書きたい…な…!!



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