校長室での表彰式
「あなたの空き箱ロボットはたいへんユニークで、見ている人を笑顔にする楽しい作品です。よって、ここにこれを賞します。」
賞状を読み上げて授与した後に、
「素敵なロボットですね。工夫したのはどんなことですか?」
「お母さんに、いろいろな空き箱をためてもらったことと、今までにない新しい形の強そうなロボットにしたところです」
「とってもユニークでかっこいいロボットだね」
と言うと、本当に嬉しそうな笑顔を見せてくれました。
これは、校長室での表彰式のワンシーンです。
通常の表彰は、様々な団体が主催するコンクールに応募した優秀作品や、部活動の大会での結果などについて朝会で表彰します。
しかしこれ以外にも、表彰に値する子どもの作品や活動がたくさんあります。
そんな子どもたちに光を当てるために、校内で独自の表彰制度を設けました。
各学級担任から推薦された児童について、校長は教務主任と相談して表彰者を決定し、児童の活動に応じた賞状を作成して積極的に表彰します。
図画工作、書写、アルトリコーダー、一輪車、縄跳び、英語の歌、民謡や手品など、様々なジャンルにおいて積極的に表彰しました。
ある日、表彰された児童の祖母から次のような電話がありました。
「校長先生、孫が校長先生からいただいた賞状を持って得意満面で遊びに来てくれました。何の取柄もないと思っていた孫がこんなに喜んで学校での様子を話してくれたのは初めてです。本当にありがとうございました」
子どもたちの頑張りを周囲の大人が見逃すことなく認め、褒めてやり、自信を持たせてやることは、とても大切なことです。
小学校でのこうした自信が「やる気スイッチ」となり、自分の好きなことや得意なことをやり続ける大人になってくれたら素敵だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
明日も絶好調!
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