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しごとの見つけ方

はじめに

社会に出てから数十年。平均よりはちょっと多めの回数転職をし、最終的には独立起業し、その会社を売却しました。
売却をしてから、少し時間が過ぎまして、これまでの職業人半生を振り返ってみようかと思い、個人のキャリア作りや会社経営の事について、実経験に基づきnoteを書いてみます。

好きな事の方が楽

社会に出てお金を稼ぐには、何かしらの仕事をすることが必要だと思います。その仕事に就く条件を身につけるために、それぞれ学校に行ったりするものだと思います。
私の場合は、素直に好きなことかつ相対優位にことを仕事がしたいと、中学生くらいの時から考えて、ぼんやりとではありますが、その方向に面に進みました。
こうした判断の基準になったのは、身の回りの人と比べて優位な事柄で好きな事の方がやるのに楽だろうな、と思ったことでした。昔からガマンとかが苦手でして、できるだけ精神的な苦痛が少ない方を選択していました。

で、何が好きだったかと言うと、
○ものづくり(≑理系)
○歴史(≑文系)
でした。

この両者でどちらに進むかを考えたときに、大学で勉強する事が仕事に直結する確率が高そうな方を選びました。
歴史の勉強をしても、その成果を生かす仕事に就ける確率は低そうに思え、一方のものづくり(具体的には機械系でした)の方が、就職する口が多そうだったので、理系に進みました。
後々仕事をしてみて、自分自身のいい加減な性格を知るにつけ、こちらの方面で正しかったかな、と思っています。

一芸ではしんどい

同じ事の出来を比べたときに、一番になるのって相当に難しいです。
大学生の時に、日本機械学会に所属し、他の大学の方々との交流を持ちました。当然ですが、同じ分野で勉強している中で、腰抜けるほど頭のいい方がいっぱいいるんですよね。ちなみに私が卒業した大学の偏差値はちょっとヤバめ(低い方で)でした。でもいい先生が何にもいらっしゃって鍛えてもらえました。
社会に出ると、同年代とばかりではなく、先輩方とも椅子取りゲームをしなくちゃならないのか・・・・と思い、少々心配になりました。

学生の時に、具体的な打ち手は全然思いつきませんでしたが、好奇心の強さと腰の軽さが幸いして、結果として居場所を作る事が出来ました。

出来る事を増やしましょう

最初の会社に就職したときに、スキルの合わせ技で勝負すると、勝算が上がる事を実感しました。
本職で勉強してきた分野は機械系です。材料、力学、加工などについて勉強してきました。これらは一応プロの入り口に立てるレベルだったと思います。このほかに子供の頃に電子工作少年だったのと、大学に入ってからパソコン好き(プログラミングもちょっとはやった)だったことの知識の合わせ技で、エレキとソフトの話が通じるメカ屋としての特徴を出すことが出来、社内で技術屋としてのポジションを確保する事が出来ました。
メインの分野の偏差値が50強で、サブの分野での偏差値が45程度であっても、これら両方が必要な分野の参加者が突然減るので、急激に競争力が増す事を実感しました。
このやり方でずっと生きてきた気がします。

まとめ

精神的な負荷が少なめで勝算の高いしごとの見つけ方としては、

  • 好きな事を見つけましょう

  • 比較的得意な事を見つけましょう

  • メインとなるスキルの周辺分野で出来る事を増やしましょう

この3つが方針になるのかと思います。
これらは、個人としてのスキルに留まらず、会社という人格(?)を運営していく上でも上手く行った方針だったかと思います。








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