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ミンスパイ

イギリスの伝統あるクリスマス菓子。
元はミンス(ミンチ、みじん切り)にしたミートパイ。次第にドライフルーツ主体に変化。
ピューリタン革命で一時中止して、復活した時に甘い菓子パイになりました。

形はキリストが眠る「揺り籠」をイメージして、星がキリストの象徴。
クリスマスから十二夜に掛けて一日一個ずつ食べるもの。

イギリス庶民のミンスパイの原型はフルーメンティーという簡素な小麦のポリッジ(お粥のような料理、オートミール)。
特別な日に砂糖やワイン、卵や肉を入れて「ご馳走」に仕立てていた。中世初期は貧民の食べ物っぽい。
パン食が普及したのは十五世紀。ジャガイモは十六世紀末。
これに、十字軍が中東から持ち帰ったパイのレシピが合わさり、現在のミンスパイになった。というのが有力な説。