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2023年の振り返り

まだ10月になったばかりだというのに2023年の振り返りをしてみようと思う。あと3ヶ月、あっという間に過ぎてしまうだろうから。

年の初めはどんと焼きを見に行ったり二郎系ラーメンをはじめて食べに行ったりなど新しい風を吹かせようとしていた。noteもがんばって書いていたな。

手織りをがんばろうといろいろアクションを起こしていたなかでとあるお店に営業に行って作品すら見てもらえず落ち込んで帰るということがあった。今思えばそのお店のコンセプトと私の作品ではいろいろなところが合わなかったし、断られて良かったのだと思う。紹介で行ったことでもっと配慮され大事にされると思っていた私の甘さも落ち込んだ原因のひとつだ。

春にはオンラインショップをオープンした。少しずつだけど作品を並べ、応援してくれる方々から作品を購入していただけた。本当にありがたい。あかりとりの名前を使いはじめたのは5年くらい前、コツコツ積みあげてきた関係が育っているんだなと感じた。

仙台に自主上映の映画を観に行った。しんどい時期だったから楽しみなのと「行く意味あるのか」という気持ちの両方があった。映画を観て「私が居る世界はこっちだろ」と確信する。とはいえ生活はしていかねばならなくて、すぐに転職などもできなくてジレンマがはじまる。そのジレンマは今も消えていない。

クラフトイベントへ出かけて市場調査のまねごとなどをする。自分で店を出すことは人が想像する以上にものすごいエネルギーを必要とすることだ。実務的な面の大変さもあるし、個人でやっている作家はお客さんからの評価も一身に受け止める必要があるのだから。そのヒリヒリした感覚を久しぶりに感じた。

夏のはじめ、大家さんご夫婦が家の修理で遠方から来てくれた。お迎えするために1ヶ月かけて片づけをした(終わらなかった…)。ひと部屋だけめちゃくちゃきれいにして、がらんと空いた壁に10年くらい前に作った大きなアートを飾った。真っ白な障子にはマスキングテープで桜吹雪のような模様をつけた。「アートとかいらんのちゃう??この時間片づけたほうがよくない???」と半信半疑だったものの、やってみたくてしょうがなかったから。できあがって満たされた気持ちになったし、大家さんご夫婦がじっくり観てくれて嬉しかった。

夏はたっぷり3ヶ月30度以上が続いて(体感。実際はもう少し短かったかも)へとへとだった。制作はあきらめ、健康を維持して会社の仕事に穴を開けないことだけに集中した。

創作の仕事や悩みについて相談できる相手探しをはじめた。ばくぜんと相談相手がほしいという思いはあって機会があれば話したりしていたけど、もっと範囲を広げてみた。つながりはじめたのは8月くらいから。まだ成果のようなものは見えないけど関係を育てている過程なのかなとも思う。なにより、セーフティネットがいくつもあるのは安心感がある。

つい最近、ひょんなことからヨガの講師をすることになった。自分の心や体のことを学びたくて20年ほど前に取った資格が今になって生きた。2回、合計15分にも満たない短い講習だったけど、そのために何時間もかけて準備した。とても楽しかった。これからも伝えていきたいと思った。


1年を通して会社の仕事環境がなかなか落ち着かず、そちらにエネルギーを持っていかれることが多かったなと思う。以前よりはずっとうまく対処できている気がするけれど、ひとつ片づくとまた新たな課題がわいてくる。たくさんの人が働いている環境、いい面と悪い面がどうしたってある。折れそうな心をひたすら立て直し続けていた。


今日はここまで。

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あかりとり𓅯手織り・絵・言葉
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