ASDっ子をADHDママが育てると(1)

今日は #世界自閉症啓発デー 。同じく始まった #発達障害啓発週間 とも併せ、自閉スペクトラム症、いわゆるASDの娘と、ADHDの私自身のことを少し書いていこうと思う。

娘は、ベビーサインを使っていたこともあって早くから意思疎通が図れたし、とても器用で箸やはさみも早々に使いこなしていた。
母娘2人行動が多くマイペースに生活していたこともあり、基本的に、何かするときはまず説明し、本人に選択や納得の余地を与える育て方をしていた。
これが彼女の特性によく合っていたのだろう、ASD児によく見られるかんしゃくやパニックを起こすことがほぼなかった。
興味の幅もあまり広くなく、基本は目の届くところで大人しく遊ぶのが好き。
走っていて転ぶことが少なく、泥や砂が嫌いだったので服も基本汚さない。
突然駆け出したり、危険な動きをしたり、何かに支障が出るほどのいたずらをしたり……といったこともほとんど経験がない。

なんて育てやすいんだろう。そう思っていた。

そもそも乳幼児育児期は、本当に大変だった。
夫婦ともにシステムエンジニアで基本多忙だったため、産休に入るまで平日は各々で食事をして、週末に掃除洗濯炊事の家事を2人でまとめて済ませるというスタイルで乗り切っていた。
出産後、帝王切開+授乳で体力削られた身体のまま、初めての主婦業と育児が同時にスタート。
当時無自覚だったADHDの私が、最も苦手とする片づけ、段取り、休息なしの生活……家事とワンオペ育児すべてがいっぺんに降りかかってきて、キャパオーバー。常にぎりぎりのスレスレ、失速墜落寸前の低空飛行と感じながら生きていた。
もし元気で活発なタイプの子を育てているか、もっと自閉傾向の強い子を育てているかしたら、私の生活は早晩破綻していただろう。

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ASDやADHDといった発達障害は、個々人により、特性の傾向や強さが大きく異なります。
この記録がADHDママとASDっ子のすべてに当てはまることはありませんが、ほんの一部でも誰かの役に立てば幸いです。

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