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見た/映画「さがす」ネイルしながら見るもんじゃない

確かTwitterで誰かが紹介しててずっと興味があった作品。でも数ヶ月前にアマプラで冒頭20分くらいを見て、展開が読めなさすぎて観るのをやめてた。

(映画ってそういうものだけど、活字派かつ現代っ子ゆえサクサク話が進まないといやになっちゃう😂)

どういう風にTwitterで紹介されてたかすら、もう覚えてないけど、のんきにネイル塗りながら見る映画じゃなかった!!画面から目を離さないでほしい!

ネタバレあり感想




もう、なんなん、この話なんなん
すごいの、展開が構成がストーリーが役者さんがすごいの

一体何段オチ?10段くらいオチていった気持ち。伏線回収して、どんでん返しどんでん返しどんでん返し…。その度にずっとどこまでも暗いところに落ちていく。

基本ずっとドキドキしてるし胸くそ悪い映画だけど、見てるとほんっとに色んな感情になった。他人の人生を何回もやったような気分。

絶叫マシンなんかより全然心臓に悪い

ずっと誰かが誰かをさがしてたなあ
娘が父を、父が指名手配犯を、指名手配犯が自殺志願者を、自殺志願者が苦しみから解放してくれる存在を。

今調べてわかったけど、この前観た「岬の兄妹」と同じ監督だった。どうやったらこんなの思いつくんだろうっていう本当に人間の汚くて怖い見たくない面をこれでもかってくらい丁寧に描く人だと思う。

もうこの監督の作品見たくない、
でももっと見たい

ラスト卓球シーン

父「欲しいものなかったんや」
娘「何が欲しかったん」
父「何やろなあ、忘れてもうた」
娘「忘れたらあかんで、わたしのことも、お母ちゃんのことも全部」
-遠くでサイレンの音-
娘「迎えに来たで」

セリフ、表情、卓球の音
本当にこのシーンのために映画全部観て良かったなと思うくらい、できあがっていた。

父は最初こそ、妻のため娘のために決して正しくはない道を、それでも彼なりに懸命に走っているように見えた。でも、最後の待ち合わせまでに描き出されたシーンは、人を生から解放する経験をもう一度味わいたくて、飢えているようだった。

監督より

商業デビュー作ということもあり、よりエンターテイメントな作品にしたいという気持ちがありました。
公式サイト監督コメントより引用

エンタテイメント(=人を楽しませてくれるもの)とは!?


おまけ

途中もう辛すぎて辛すぎて「幼獣マメシバが!!見だいよぉ!!😭」って何度もなった

幼獣マメシバ
佐藤二朗さん主演のハートフルドラマ
※誰も傷つかない

抱っこされた犬は愛しい


観ながら塗ってたネイル
THE POLISH float
※かわかわです


おしまい

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