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ワークショッププログラム(体験学習)だけを扱う部屋があるらしい!

ごあいさつ

毎度お世話になっております!
プログラム委員の亜厂(あかり)です。
いよいよ、来週6月25日(日)の開催日が目前に迫ってまいりました。
運営も然り、演者の皆さま、参加者の皆さまも個々に準備を進めておられることでしょう。
(羽根つき餃子はどこのお店で食べるべきかとか www )

知ってましたか? 1日中ワークショップだけをやっている会場があることを


 皆様、改めましてこんにちは。
 この度、2023年6月25日(日)に開催されます、第30回東京都臨床工学会内の一部プログラムのご紹介をさせて頂きます。
 実は一部屋だけ、他のプログラムとは毛色の違った特徴的なお部屋があるのをご存じでしたか?

 今回のnoteでは、そこをピックアップさせていただきたいと思います。

 この部屋のコンセプトは『ワークショップ』の手法を取り入れたプログラムが提供されるということ(らしい)。この先、この部屋のことは”ワークショップ部屋”とでも呼びましょうか。
 ここでは、学会開催期間中に3つのプログラムが開催される予定となっています。


そもそも、ワークショップってなに?

 具体的なプログラムのお話しをする前に。大事なことをお話ししておかなければいけませんね。
 
 『そもそも、ワークショップって何なのよ!』ということ。

人によって、さまざまな印象を持たれているかもしれません。「付箋ペタペタのあれでしょ?」とか、「知らない人と話させられる」「無理やり自己紹介させられる」とか、いい印象を持っていない方もおられるかもしれませんね。ワークショップの真髄は以下のとおりだと筆者は思ってます。

 ワークショップとは、グループに分かれて議論や対話を深めたり、実際に手や身体を動かしながら気づきやアイデアを生み出す方法として用いられています。従前までのトップダウン型の近代的組織を揺さぶり、ボトムアップ型のイノベーションを起こす手法として、近年注目されている手法です。 もっと端的に言うと、「聞くだけでなく、体験して、考えて、持ち帰ってもらう」というプログラムです。技士会でも様々な場面で取り入れられてきておりますので、この機会にその一端に触れられてみるのも良いかもしれませんね。

 それがこの”ワークショップ部屋”の基本コンセプトになっています。


 この”ワークショップ部屋”では、各[テーマ]について、各界のスペシャリストから学ぶことができます。 参加者通しで一緒に考える時間を設けたり、学習者との上手なコミュニケーション方法、効果的なフィードバックの仕方、対立をうまく解決する交渉方法を身につける方法など、実務にすぐに活かせるスキルを身につけることができます。
 ワークショップのなかでは、他者の意見を聞くことでの気づきを得たりすることもありますので、グループワークを行ったり、自身の意見を発言する機会もございます。他の会場では得られにくい、他の参加者との交流を深めることがこの部屋最大のメリットとなるかも?当然、コンテンツとして、また学習効率の面から見ても参加して損はないプログラムであると考えています。
ぜひ、この機会にご参加ください。


プログラムはこちら!

第7会場(E 会議室)


10:00~11:10
WS1【コミュニケーションの正体を探るワークショップ】


 亜厂 耕介 (akarink)

医療現場は人と人が直に接し、人の心理にかかわる職場で、コミュニケーションが本来とても重要な位置を占めているにもかかわらず、そのスキルを実際の医療現場でなかなか活用できていないのが現状ではないでしょうか。従前までの、インプットして覚える学びではなく、体験を利用した学び『参加体験型活動』を通じてコミュニケーションの正体を探っていきます。

▼ 医療現場でのコミュニケーション
近年では、地域包括医療連携、チーム医療など、専門が異なる他者との“協働“で医療を行うため、コミュニケーションの重要性が高まっています。医療の進化、医療をとりまく状況の変化に応じて、コミュニケーション能力の必要性に気づかされていることと思います。職員同士の良好なコミュニケーションが成立して初めて、患者さんに対する適確な医療を提供できるからです。さらに患者さんの医療への関心が高まっている現在では、患者ニーズを引き出し、特性を理解し、患者の立場に立ったコミュニケーションスキルが求められています。また、医療スタッフ間では他職種の立場を尊重し、指示命令型ではなく双方向型のコミュニケーションが求められているからです。

▼ なにをするのか?
ワークショップの手法を活用して、参加者さまと一緒に各種ワークを体験を通じた”気づき”をシェアしながらコミュニケーションについて学んでいきます。
・ノンバーバルコミュニケーションって?
・伝えたはずなのに伝わってなかった?
・うわさ話の原理って?


13:00~14:30
WS2【効果的なフィードバック、コーチングの技法、R2C2を学ぼう】


座長 岡崎 史子(新潟大学医学部附属病院) 三好 智子(岡山大学学術研究院医歯薬学域(医) くらしき総合診療医学教育講座)
田原 卓矢 (昭和大学病院 臨床工学室)
芳野 純 (帝京平成大学 健康メディカル学部 理学療法学科)

R2C2ワークショップの企画意図は、R2C2モデルを実践し、学習者の成長につながる効果的なフィードバック、コーチングが実施できるようになることです。R2C2モデルとは、1.Relationship(学習者と信頼関係を築くこと)、2.Reactions(学習者の反応を見る)、3.Content(自己評価を促す)、4.Coaching(コーチングスキルを活用する)、の4つに着目して学習者とコミュニケーションを行う技術です。このワークショップではR2C2モデルを学び、明日から実践できるようになっていただきます。
このワークショップに参加することで、フィードバックやコーチングのスキルを身につけることができます。経験年数などは関係ありません。学生や新人などに面談を実施しなければいけない立場の方々、興味がある全ての方々に、この技法を学ぶことで、学習者の成長につながる効果的なフィードバック、コーチングが実施できるようになることを目指します。


15:00~16:30
WS3【対立と交渉 ~よい交渉と悪い交渉がある?~】


小西 由樹子(東海国立大学機構名古屋大学 スタートアップ推進室)
田原 卓矢 (昭和大学病院 臨床工学室

対立と交渉ワークショップの企画意図は、対立の長所と短所を理解し、対立をうまく解決する交渉方法を身につけることです。対立は、人間関係を破壊することもありますし、前向きな成長の機会にもなります。対立を解決する交渉の本質は、お互いにとって、本当に必要なものや欲しいものを認識することです。ワークショップでは、5つの対立解決スタイルである「回避」「適合」「妥協」「競争」「協働」を紹介します。そして、自分が好んで行っているスタイルを自覚するとともに、そのスタイルの長所と短所を学びます。最後に、対立と交渉のケーススタディを用いて、ロールプレイを行い、学んだ内容を実際に使ってもらいます。
このワークショップに参加することで、対立と交渉について、学問的な見地からの理解を深め、それぞれの長所や短所を認識したうえで、対立をうまく解決する交渉方法を身につけることができます。また、講義を聞くだけでなく、参加者同士で意見交換を行うことによって、対立の捉え方や好んで使用する交渉方法が、個人によって異なることを認識することができます。そして、ロールプレイに取り組むことによって、参加者同士の交流を深めることができます。

で? その部屋はどこなのか?

「第 7 会場 6F(E 会議室)って?」
 そう!今回の学会は、”大田区産業プラザPio”を1棟丸々貸し切りでの開催。5階を除く「1階~6階」までに様々な会場・プログラムが用意されています。ご自分の聞きたいプログラムを聴き逃さぬよう、事前に時間割を練っておいた方が良さそうです。

 さて、肝心の”ワークショップ部屋”は、会場の最上部「6階」フロアにございます。なんとかして、テッペンまで登ってきてください。

ワークショップ部屋は最上階の6階に!


お部屋は”E”です!


詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
 ウェブサイトURL:第30回東京都臨床工学会
第7会場、通称”ワークショップ部屋”で皆様のお越しを心よりお待ちしております。

プログラム委員:亜厂


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