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第30回 東京都臨床工学会プログラム委員

来年アニバーサリーを迎える「第30回東京都臨床工学会」のプログラム委員会の第二回ミーティング(online)が執り行われましたので、何が話し合われていたのか少し覗いてみましょう。

11月7日(月) 19:00~21:00

一般演題の『デビュー』カテゴリーってなに?

今回の学術集会では、一般演題のなかに『デビュー』のカテゴリーを設けることといたしました。対象は、①発表未経験、②経験の少ない方を対象としたカテゴリーとなります。

従前までの学術集会では、日本臨床工学技士会もしくは他学会へデビューする前段階で、都臨工学会を活用して、ある意味『練習と慣れ』を得るために学会発表することがありました。部活で言うところの、全国大会出場前に地区大会を経験しておくといったところでしょうか(笑)
そんな私は、大学病院内の学会発表→都臨工学会→日臨工学会
といった形でステップアップを経ていった記憶があります。経たというより、経験を積ませていただいたという感覚です。そうやって徐々に梯子をかけていくことで、誤って落ちてしまった時にも大怪我しなくて済むのだと思っています。
人によっては、学会デビューがブラックコーヒーの様に、ほろ苦い経験になっている方もいらっしゃるかもしれません。

[カテゴリーについて]
・対象:未経験者、発表経験の少ない方(経験年数問わず、自己判断にてエントリーすることが可能です。だって、経験年数があたって学会発表はしたことがないって方にも参加してもらいたいじゃないですか!)

・応募数が多かった場合:上限は設けません!
ただし、デビューカテゴリーに応募が集中してしまい、一般演題のカテゴリー分けができない状態になってしまった場合は、構成を再度検討することになります。若干の調整が入る可能性がございますことご容赦ください。

座長もデビューですと?

なんと!今回この「デビュー」セッションに関しては、座長もデビュー枠にしてしまおうという大胆な企画に。

Yボードや各部会から座長未経験、経験の少ない若手を採用することとしました。いわば、座長もデビューの機会を設けるというものです。ただし、その若手座長をフォローするベテランさんをファシリテータ、もしくは会場責任者としてスタンバイさせておき進行に支障が出ないように配慮は致します。
またご要望があれば、座長デビュー者へ向けた『デビュー座長専用 座長の心得講座』をプログラム委員会にて執り行うことも視野に入れています。この他、大会前にプレ知識を入れておいた方がもっと学会を楽しめるのでは?ということがあれば、ドンドンご提案ください。

演者も座長もデビューという、なんとほっこりした会場になることでしょう。

その他の仕掛け?

「デビュー」セッションに関しては、様々な心理的安全性の仕掛けが施されていますので一部をご紹介。

①質疑応答
会場からの質問なし(参加者が質問したい場合は、セッション後に直接声をかけてもらうなどの配慮を行う)。座長から事前に質問を提示しておいてもらい、その内容のみ質疑応答行う。などを検討中です。

②会場環境
移動後すぐに話始めるのは緊張するので、 座長と少し話してから始める。 発表者がスタンバイできたことを確認してから座長が紹介を始める、BGM を流して沈黙時間を解消する。などを検討しております。

今回、プログラム委員会での議事について一部公開させていただきました。本当は、もっと沢山の議論が重ねられています。様々な可能性を加味しながら、どうしたら参加者の皆さまが「来てよかった学会」に出来るか考えております。


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