2020年に聴いた音楽

はじめに

2020年によく聴いた音楽をSpotifyが勝手にまとめてくれた自己年間ベストを参照してテキトーに書きます

Answer to Remember

Spotifyによるとどうやら昨年一番よく聴いたのは

Answer to Remember "Answer to Remember"

だったようです。

リリースは2019/12だけど、僕がキャッチしたのは2020に入ってからでした。

アンリメの曲の中でとくにお気に入りなのはKID FRESINOが参加している"RUN"

悔やまれるのは恵比寿リキッドルームのライブに行きそびれたこと。情報をキャッチするのがあまりに遅く、気づいたときにはチケが完売していた...今月は青山のブルーノート公演が配信されるとのことなので自宅で観賞したいところ。

音楽を勉強したことがない&楽器は小学校の頃に習ったリコーダーくらいしかやったことのない僕からは音楽を形容する言葉が全く出てこないんだけど、いや〜アンリメは熱量ハンパじゃないっす。

今朝(2021/1/1)の日経にも取り上げられていたけれど、アンリメはゴリゴリのジャズやってるのに幅広いファン層を獲得できるポテンシャルのあるポップさも持ち合わせていて、それでついついヘビロテしちゃってたからSpotifyでの再生数が多かったんでしょうね。

新譜出ないかな〜とか、ファーストアルバムがLPでプレスされないかな〜とかいろいろ期待しちゃいます。

アルバムのジャケがカッコよすぎるからCDの限定盤のデザインで是非ともレコード化を希望するところ。

長谷川白紙

長谷川白紙 "エアにに"

なかでも『あなただけ』をヘビロテしていた一年だった。

歌詞がよくわからんけどメチャクチャに心をえぐってくるのが気持ち良すぎて、とくに

明かりが瞼弾く音が聞こえているのはあなただけ

なんて最高っすね。

もし詩集とか出してくれたら絶対購入したいランキング1位です。

中盤のピアノの間奏(って言うんですか?)もリズミカルでついつい体が動いてしまう。

そんでもって今度のリキッドルームでのライブチケが運よく取れたので少なくともそれまでは生きることにします。

風邪引かないように健康管理しまくるマンになる。

くるり

今年は学生時代と比べたらカスみたいな本数しか観れなかった映画でしたが、学生の頃からずーっと観よう観ようと思って放置していた『ジョゼと虎と魚たち』(実写版)をついに観ることができた良い年でした。(アニメ版も公開されたから実写も観る人が増えるとうれしい!)

妻夫木の最後の号泣シーンとかギミックがやたら凝ってるバブリーなラブホでの濡れ場やら、まあ名シーンの数々なんですが、それを支えているサントラもまた良いです。

くるり "ジョゼと虎と魚たち"

お気に入りはレゲェ?ダブ?みたいな気怠い雰囲気に満ちている『ジョゼのテーマ』

これはレコードがプレスされているんだけどネットではどこも品切れ、映画を春ごろに観てから今までユニオンやらHMVやらでかなり時間をかけて掘ってみたけど見つからず...再プレスをお願いしたいっす。

Butcher Brown

Butcher Brown "#KingButch"

基本的に音楽は静かな曲よりも体が動くようなノリノリの曲の方が好きで、だから例えばコルトレーンでいうと『バラッド』とはどうにも馬が合わないみたいなところがあるタイプなんで、"#KingButch"(とくに"1992")は自分のなかではとびきりぶっ飛べるアルバムでした。

Marquis Hill

Marquis Hill "Modern Flows Vol.2"

こちらは2018年にリリースのアルバムとのことだけれど僕は去年めちゃ聴いたアルバムなんで載せます。

マーキス・ヒルのスムースなトラぺも素晴らしいんだけど、それにプラスしてカッチョええリズムで刻まれるラップ、あとなんてったって曲全体のリズムを支えるジョエル・ロスのヴィブラフォン!

ジョエル・ロスはリーダー作が既に2枚も出ているけど、僕は(リーダー作をちゃんと聴いてないってのもあるけど)ジョエル・ロスについて言えば"Modern Flows Vol.2"で魅せてくれたノリが一番好きです。

あと僕は楽器にしろ人の声にしても低い音が好きなのでウッドベースとかサックスやらが好きな楽器のトップを占めていたんだけれど、そういう耳に来る楽器の一つとしてヴィブラフォンが加わったのが昨年の大きな収穫でした。

そりゃあミルト・ジャクソンの演奏はMJQ(の"Fontessa")を通じて何度も聴いていたんだけども、ASMR的な感覚でヴィブラフォンに濡らされたのはジョエル・ロスの演奏が初めてでした。いや、ミルト・ジャクソンも好きなんだけどね。

番外

昨年は音楽のイベントとはほとんど縁がなかったんですが、そんななか唯一参加?できたのが渋谷Tangleで催された「出張ジャズ喫茶なぎら」でした。

柳樂光隆の選曲(本人の発言からあえてDJとは呼びません)による出張ジャズ喫茶というブチあがりなイベント。

8月の暑くてじめっとした気候のなか、いい意味で渋谷っぽい雰囲気の店内で聴くジャズはいろいろ張り詰めていた時期によく効きました。

僕はお酒が好きなので1杯目はレッドアイ、2杯目はキンキンに冷えた国産ウォッカをクイっと、3杯目は翌日の仕事を考え断腸の思いで我慢した覚えがあります。本当は焼酎のロックでゆるゆるやりたかった...

お酒を飲んでゆらゆらリズムを取る人もいればノンアルのドリンクでゆったり読書している人もいたり、みんな気ままに、でもジャズを通じて一体になっているあの空気感がたまらんかった思い出。

最後に

こうやって振り返って書いてみると、音楽との出会いだけでも充実していて、まあ人生やっていくのも悪くはないってちょっぴりだけど思ったりできて、ちょっぴりだけど救われるものがあります。

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