見出し画像

釜山の「アジュラ」文化、子供に優しい韓国。

韓国の南部に位置する港湾都市・釜山(プサン)出身の旦那に、面白い釜山文化を一つ教えてもらいました。

釜山と言えば、野球好きが多いことで知られているのですが、観客席にファールボールが飛んできたら、そのボールを子供に「必ず」あげなければいけないんだそうです。

この動画に出てくるように、ボールがスタンドに入ったら、みんな

아주라(アジュラ)〜」と声をあげます。

この「アジュラ」は、「아이에게 줘라(アイエゲジョラ/子供にあげろ)」の意味を持つ釜山の方言で、ファールボールを大人が掴んだら子供にあげるのが、釜山を本拠地とする球団・ロッテジャイアンツの応援文化となっているんだとか。

大人がそのボールを隠れて持ち帰ろうものなら、大ブーイング。会場にいる皆んながそれを許さないんだそうです。

他にも、会場に子供がいたりすると、知らないおじさんが「お〜!君、応援に来たのか〜!」と言ってロッテの応援グッズを買ってくれたりすることもあるそうで、旦那も、小さい時にロッテの帽子を買ってもらった、と懐かしそうに話していました。

韓国のこういうところ、素敵だなぁ。

この話を聞いて、9月に0歳の息子を連れて韓国に行った際、街ゆく人から「可愛いね〜!いくつなの?」とたくさん声をかけてもらった温かい記憶が蘇りました。

いつもnoteをご覧いただきありがとうございます!いただいたサポートは、私が運営する韓国音楽WEBマガジン「BUZZY ROOTS」の運営資金にさせていただきます。