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あかり図書室とは。

ちょっとこころが疲れたり、朝、仕事に足が向かなかったり。

そんな時に立ち寄れる場所です。静かにしなくて大丈夫。おしゃべりOK。あ、もちろん他の人への気遣いは必要です。出勤前にちょっとだけ立ち寄って、本を選びながらおしゃべり。今の自分がピンときた本があったら借りる。お昼休み、ちょっと仕事場から離れたいな、そう思ったらちょっと立ち寄って。日常に少し疲れた時、訪れてほしい場所です。

本は日常から少し離れた小さな非日常へ、こころを連れて行ってくれると私は思っています。旅、世界、食、健康、詩、短歌、小説、エッセイ。活字を目で追っている間は、少し日常から距離を置くことができる。こころのバランスを取る方法をみんな持っている中、その方法はきっと一つでも多いといいなと思うんです。その一つに本を、と。

私は本が好きです。本は自分のこころを支えてくれていたから。こういうと、好きな作家さんは?とか、この作家さんがこの本を書いた経緯は?とか聞かれることが多いけど、正直、そんなうんちくには興味がない。ただ目の前に生み出された言葉や文字がこころに届いて、涙や笑顔を自然と連れてくるだけだから、もしかしたら本が好きというより、活字や言葉が好きなのかもしれません。あかり図書室には、私だけではなく、いろんな方の心に届いた本を置くようにしています。パッケージでもいい、タイトルでもいい、ぱらっとめくったページの冒頭でもいい、その時になんだかわからないけど気になる本を手に取ってみてください。試しに読んでみて、1回、2回、10回好きなだけ読んでもらって、返したくなったら、次の本が借りたくなったら、その本を次の人へ。もちろん、途中で違うな~って思ったら読むのをやめてもOKです。

うまく思っていることが言葉にならない反省をしつつ。

書きながら考えていました。本は一つの手段に過ぎなくて、あかり図書室は小さなコミュニティになりたいんだなと。外出が難しい今だけど、ちょっと立ち寄れる、依存できる場所があることでなんだか心がホッとする。

あかり図書室
月/水/木 7:30-13:30 不定休
年間会費 1,500円から 自由設定


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