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私を助けてくれる「彼女」の話。(人格紹介)

夢中になって歌詞を書いている時。心が膨らみすぎるかのようで、私は日常生活になかなか戻ってこれなくなります。

なかなか晩ごはんの料理にも着手できなくて。

そんな時「私が料理するよ〜」と頭の中で声がして、私の意識はすっと後ろに下がるのです。

その料理してくれる彼女は「葵」。


今日は解離性同一性障害の話をします。

精神疾患の話ですが、深夜の不思議な話くらいに思ってください。




頭の中の部屋は昔からあって、そこに私以外の人が住んでいるのですが、葵がその部屋に現れたのはここ1、2年のこと。

どうして現れたかはなぜかすっぽり記憶がありません。葵本人も良く知らないみたい。
昔からいる人格なら誰か知っているかもしれませんが、少なくとも私と交流のある人格は知らないようです。

部屋の中で葵は、ゆるやかな癖のある髪をサイドテールにして、淡い色のスカートを着ています。
優しくて気の利く、しっかりもののお姉さんのような印象です。

私は面倒くさがりなところがありますが、葵はなんでもサクサクとこなしていきます。後回しにはしないタイプ。

葵が表に出ているようすを私は内界から見ていることも多いですが、かなり私の真似が上手いし、もともと雰囲気は似ているかもしれません。

できれば、葵は人格交代していることがバレたくないようです。
確かにね、喋ってる途中で交代が起きると見た人をびっくりさせちゃいますからね。なので私もできれば、誰かといる時に交代起こしたくないですし。

そのあたりの、解離性同一性障害をどのくらいオープンにするかの考えも葵とは一致していて、暴走することもない存在。
頼もしいルームシェアの仲間のように思っています。

最近また調子を崩しがちなので、そんな私を助けるために現れた人格なのかもしれません。


もう、ずっと葵が主人格になって暮らしたほうがいいんじゃないか、私(現在の主人格)より全然出来のいい性格しているし。なんて思うこともあるのですが……。

問題がひとつ。

葵は創作活動が何もできないんですよね。

葵が主人格になったら私たちは創作を辞めることになってしまい、それは他の人格も反対しているし、何より葵自身が望んでいないようです。

今、解離の度合いが下がってきたので、多分葵もテクニック面では同じレベルの能力は発揮できるはずなのですが、彼女曰く「そこまでやりたいという気持ちが私にはないんだよね……」とのこと。

インスタアカウントは持っているようですが、投稿してなくてただタイムラインを見て楽しんでいるようです。


そんな葵ですが「私にもアイデンティティになるような趣味を持ってみたい」とは良く言っていて。

今興味があるのは、ペン字だそう。

字をきれいに書けるようになりたいらしい。

葵の雰囲気にもあった趣味で、いいアイデアだと思います。
高額なお金がかかるものでもないし、実用的。
私とは異なる趣味の方向なので面白そうです。

字が上手くなったら、動画の手書き字幕を葵に担当してもらって、一緒に制作してみたいですね。

果たして無事、趣味として定着するでしょうか。




今日紹介するのは「眠れぬ亡霊」。

不眠症の歌です。古い歌。
眠れないでこれを見るあなたも、そうじゃないあなたも良かったら見ていってください。


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