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matsuda2772
刺繡針がみつからない
光が走る
カメラを構える
あなたを思う
夜が訪れる
突然の歌い声が聞こえる
車が何台も通り過ぎ、時が廻る
それでも 私は 忘れない
どうして 消えてしまったのか
会いたい
私ではなくて あなただったこと
隅に追いやられ 必ず 戻ってくる
思い出せない時代の そこで あなたは 笑っている
通りを渡ってしまったあなたに 手を振り
あなたに 辿りつけない
声が 聞こえない
私は 叫ぶ
何処へ 行きついたのか
それを 教えてほしいのに
ナチュラルに 駆けていく
手の届かない 彼方へ
もう赦して
私の願いは 散っていく
差しのべ 拒み
顕れては 薄くなり 会えない
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