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職務質問されて怒るのは損

僕はちょくちょく職務質問されます。

そんなに怪しいですか?

普通に歩いているだけなんですけど職務質問されます。何でだろうと思っておもいきって逆に挙動不審に歩いてみました。

もちろん職務質問されました。

この前、道を歩いていると前から警官が僕の方に向かってきました。「あ、これは職務質問されそう」そう思ったら、その警官がもう一人の警官に止められていました。

「あ、あいつはいいから。前、職質したから」聞こえはしませんでしたが、明らかにそんな感じでした。

僕は職務質問の例題みたいな存在なのでしょうか?

職務質問は結構念入りに荷物を調べられます。みんながみんなかはわかりませんが。当時、かばんの中に小さい懐中電灯を持っていて、それを警官がサイドポケットから見つけました。しかし、結構前から入れていたので点きませんでした。

警官がスイッチをカチャカチャやっても点きません。すると警官は言いました。

「これ本当に中に電池入ってますか?あけていいですか?」

僕はそこまで怪しいですか?

まさかそんなに調べるとは思っていなかったので、あけてる時はなぜかドキドキしてそわそわしまいました。

しかし当たり前ですが何も出てきません。散々調べられて警官は帰っていきます。「犯人だと思ってすいませんでした」とは言いません。

でも僕は怒りません。

それはなぜか?

僕が人生で初めて職務質問された時に遡ります。

20代のころ、夜中、自転車で買い物に出かけました。

すると警官に止められました。懐中電灯を照らされ、「最近、自転車の盗難が結構ありまして、大丈夫ですか?盗まれたりしてませんか?」

僕の自転車をチラチラ見ます。

その回りくどい言い方に腹が立って「これ僕のです」と言いました。

すると「じゃあ、登録番号調べさせてもらっていいかな?」と言ってきました。でも、最初の回りくどい言い方に本当に腹立っていたので「イヤです」と言いました。

「お願いしますよ」と「イヤです」のラリーが続きました。

そこで思ったのが、これだけ僕が拒否していると、警官は僕を自転車泥棒と確信してるだろうなと。

だからここで登録番号調べさせた方が「だから言ったろ」の顔できるなと思い、「いいですよ」と言いました。

そして警官が調べると僕の自転車だということがわかったみたいで。「だから言ったろ」の顔を思いっきりやってやりました。

そして買い物をして、その帰り道。

どうも自転車がおかしい。タイヤの空気が全然ない。パンクはしてないけどこのまま走るのは、絶対タイヤによくない。すぐに空気を入れた方がいいと思いました。

しかし、夜中。どこにも空気入れはありません。

ただ一か所だけ空気入れがあるところがあるんです。

僕は交番に行き「あのー、空気入れありますか?」と言いました。

すると「ありますよ」

「あんな態度してた奴がよくお願いできるねー」の顔で警官が空気入れを貸してくれました。

それ以来、僕は職務質問の時に怒るのをやめた。

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