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あくびの表と裏の顔:眠気と緊張の二面性

あくびとは厄介な表現です。

一般的に知られているあくびとは、眠気や退屈な時に出る表現です。
しかし、あくびにはもうひとつの表現があります。
それは緊張した時に出るあくびです。
こちらのあくびはあまり知られていません。

これは、脳が緊張を和らげようとして、あくびを誘発する反応なのです。
あくびをすることで、筋肉の緊張が緩和され、呼吸が整い、心拍数や血圧が下がる効果があります。
また、あくびは脳に酸素を供給する役割も果たしています。
緊張時にあくびが出ることは、身体が自然なリラックスを求めている証拠なのです。

この事実がもっと広まって欲しいです。
例えば相手が話しているとき、あくびをすると、本当は緊張を和らげるあくびなのに、退屈のあくびと取られます。
「何こんな時のあくびしてんだ!」と怒られたらたまったもんじゃありません。
いや、こういう理由であくびって出るんですよと言ったところで、「何答えしてんだ」と逆効果になるでしょう。

なので、あくびが出そうになった時の対処法を知っておきましょう。

  • 鼻から深呼吸をする。鼻から空気を吸うと、鼻の粘膜に冷たい空気が触れて、脳の温度が下がります。

  • 口を閉じる。あくびは、口を大きく開けることで起こります。口を閉じることで、あくびの反射を抑制することができます。

  • あくびをしたことに対して謝る。あくびを抑えられなかった場合は、相手に失礼にならないように、あくびをしたことに対して謝ることが大切です。

ということです。
ただちょっと待ってください。
退屈や眠気であくびが出てしまったならわかります。
しかし、緊張を和らげるあくびなのに、何でこっちが謝らなきゃいけないのでしょうか?
これは誰のせいでしょうか?

そうです。人間の機能のせいです。
そもそもなぜあくびは退屈ということと、緊張を和らげるという、逆なシチュエーションなのに同じ表現なのでしょうか?本当迷惑です。
これは人間の機能として良くないと思うのですが。

人間の機能を変えて欲しいです。
あくびは眠いとか退屈とか人前でしたら怒られそうなことだけ。
で、緊張を和らげる場合は、口が大きく開くではなく、違うことをやる体になって欲しいです。

例えば。
●鼻の穴が大きく膨らむ。
●瞼がゆっくり開いて目がバキバキになる。
●下あごがヌーっと前へ飛び出す。

緊張を和らげる表現がこうなれば怒られることはないでしょう。
いつか進化して欲しいです。


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