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寄り添うということ

言い争いをしていました。
ケンカです。
こんな天気のいい気持ちのいい日に。

女子二人が些細なことだと思います。
お互い仲がいいはずなのに。
僕は通り過ぎることもできました。
でもほっとけなかった。

僕は寄り添いました。
何でこんなことになったのか?
徹底的に寄り添いました。

一方的にならず、必ず両者の意見を聞く。
そして頷く。
僕の意見よりもまずは頷く。
周りにいる人たちは、僕たちを変な目で見ていました。
「やだ、何しての?あれ」
そんなことは気にせず、寄り添いました。

そしたら二人はわかってくれました。

寄り添うというのは非常に難しいです。

いきなり問題解決の正論をぶつけてはいけません。
まずは「うん、うん、そうかー」という相槌のみです。

そしていきなりポジティブなことを言ってはいけません。
そんなことよりまずは「うん、うん、大変だよねー」という相槌のみです。

寄り添うとは相槌のバリエーションです。
「今の問題はこういうことで…」と問題とその原因をわかりやすく表して、本人にもわかるように解決を導き出す。
そんなことしたら嫌われます。

寄り添うとは共感であって、必ずしも解決が目的ではないということです。

栄養取るなら、一人でサッとサプリ飲めば短時間で済むしいいじゃん。
ですが、みんなでおいしい料理をおしゃべりしながら時間かけて食べて栄養を取りたい。
そう思う人もいるわけで。
食事の目的が違うということです。

なので寄り添うは共感です。
しかし、どうしてもよかれと思って解決しようとしてしまいます。
そういう人は一回寄り添られる側を経験してみればいいと思います。
いかに問題解決しようとしてくる奴が空気読めないかわかります。

寄り添い寄り添られて初めて人の気持ちがわかることがあります。

池袋の西口辺り。
この二人はよく言い争いをしています。
今もしているかもしれません。
寄り添ったことがない人は、行って寄り添ってみてください。

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