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童話「カエルにされた王子」を作ってみた

『カエルにされた王子』

ある国に王子がいました。
その王子は邪悪な魔女に呪われて、カエルに変えられてしまいました。
魔女は王子に「自分をキスしてくれる王女が現れるまで、カエルの姿で生きなければならない」と告げて姿を消しました。
王子は自分の姿を取り戻すために、王女を探す旅に出ました。

しかし、王子が出会った王女たちは、カエルにキスすることを嫌がりました。
「両生類、キモイ」と言われ続けました。
王子はどんどん絶望していきました。

そんなとき、王子は一人の王女と出会いました。
彼女はカエルの王子に興味を持ち、話を聞いてくれました。
彼女は「私、両生類好き。フォルムかっこいい」そう言ってくれました。
そんなことを言ってくれる彼女に王子は心惹かれました。
王女もまたそんな王子に心惹かれました。

しかし、彼女はカエルのままの王子が好きでした。
「私はあなたのカエルの姿が愛おしいです。キスすると元に戻ってしまうかもしれないから、キスはしたくありません」と言いました。
王子は戸惑いました。これは嬉しいことなのか?悲しいことなのか?

しかし日が経つにつれ、王子はカエルでいてもいいと思うようになりました。
ゲロゲロ言ってぴょんぴょんするのも悪くないと思うようになりました。
クロールすると「平泳ぎしねーのかよ」と王女は笑ってくれるし。
カエルでいいやと思うとうになりました。
カエルと王女は幸せに暮らしました。

それを許せない魔女がいました。なんで二人は幸せに暮らしているんだ?
魔女は怒りました。
なので魔女は、王子をカエルから人間に戻しました。

すると、それはそれはで王女はまんざらでもありませんでした。
王女は言いました。
「もうあなたがカエルだろうが、人間だろうが関係ない。私はただただあなたが好き」
そう言って二人はキスをしました。

それを見てさらに怒ったのが魔女でした。
魔女は二人をカエルにしようと呪いをかけました。
その瞬間、魔女がカエルになってしまいました。
魔女の呪いが跳ね返ったのです。
真実の愛には呪いは効きませんでした。

何が起こったかわからない二人は、カエルになった魔女を見つけました。
王女は言いました。
「私、両生類好き。フォルムかっこいい」
そう言って、王子と王女、そして魔女のカエルの3人は一緒に幸せに暮らしましたとさ。

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