粗さゲームズ12本目:よーく考えて逆転の異議あり!

アドベンチャーゲームのトラウマ

ファミコン時代にはアドベンチャーゲームがたくさん出ていた。有名なポートピア連続殺人事件とか、真宮寺三郎シリーズとか、プロ野球殺人事件とか難易度は高いが二転三転する物語を楽しめた。まあ、クリアしたことはなかったんだけどね……子供には難しすぎた。多分親父がプレイしてたんだろう。幼き頃の私はあのようなゲームは欲しがらなかっただろうし。

そんな私が年を取ってドはまりしたアドベンチャーゲームが、逆転裁判シリーズ(カプコン製)である。

軽快操作と程よい難易度

このゲームは熱血新人弁護士である成歩堂龍一くんを操作し、依頼人の無罪判決を勝ち取るのが目的である。元々GBAから始まったシリーズだが、その後ありとあらゆる機種に移植されているし、操作性も改善していってるのでプレイ環境については文句なし。そして内容だが……リアリティの欠片もないが、面白い! この一語に尽きる。

まず難易度が手ごろである。各シリーズ最初の一話は必ずチュートリアルを兼ねた内容になっており、難しいところもない。存分に嘘を見抜く快感を味わうことが出来る作りになっているのだ。で、難しくなってくるのはたいてい第二話からなのだが、難しい場面でもそんなに苦痛ではない。内容自体はファミコン以来伝統の総当たりアドベンチャーである。探偵パートもちゃんと証拠をすべて見つけてから裁判パートに進むようになっているので、詰みは絶対に発生しないようになっている。選択ミスで一発ゲームオーバーもあまりないし(全くないわけではない)、分からない時は最後の手段として総当たりも可能である。

魅力たっぷりのキャラクター

そしてこの逆転裁判というゲーム、実質的にはキャラゲーである。魅力的なキャラが織りなすミステリーといった感じだ。熱血だがかなり抜けているナルホドくんに、ボケも突っ込みもこなすマヨイちゃんのコンビは見てるだけで楽しいし、イトノコギリ刑事や御剣検事などの敵(?)側も手ごわいながらも好感の持てるキャラになっている。お惚けキャラの裁判長も人気だ。各シナリオだけにしか出ないゲストキャラも個性たっぷりである。基本的に一部の犯人以外はそんなに悪い奴はいないので、この世界観のストーリーを存分に楽しんでほしいと思うのである。

ネタバレはいけないのであまり詳しくは書かないが、前の事件の展開が後のエピソードに出てくることもあるので、連続した一つの物語になっているのも重要な点と言えよう。

とにかくおススメのアドベンチャーゲームである。アニメもやってたのでタイトルだけは知っているという人は多いと思う。PS4、switch、PCやスマホアプリでも出ているので、ぜひとも遊んでみてね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?