夜は気持ちが弱くなる
夜は、わからないけど弱くなる。日中はとても元気。
夜中に何かのきっかけで1年程前に亡くなった母さんを思いだす。話したい。聞いてほしい。会いたい。あのビビンバを食べたい。そんな気持ちが強くて、話せなくて虚しい。家族の中で1番友達みたいに悩みを話したり、日々の何気ない出来事を「うんうん」と否定せずにいつも聴いてくれた。私の好きな料理のリクエストを聞いて、作ってくれた。部活帰り疲れてるときも、お疲れ様といって美味しい料理を作ってくれてた。私のことを1番知っているのは母さん。私が生まれた日のこと、どんな子供だったのか、全部覚えている。私が料理をしているのに失敗した時には、いつも「最初からうまくできる人なんておらんよ、何回もやればできる」とよく言ってくれた。今でもその言葉を大事にしている。なんでかわからないけど、私が生まれた日のことを話してくれるのがすごく好きだった。お姉ちゃんが少しの期間入院してて、その時に陣痛がきて、生まれる前は、フルーツをいっぱい食べてたって聞いた。うる覚えだなぁ。。だから、今でもフルーツが好きなのか。わからないけど、そういう小さなことで、あ〜血が繋がってる親なんだなあと実感する。性格も少し母さんに似ているところがある。たまに自分と母さんを重ねてしまう時、あ、これ遺伝かな?って。とにかく言いたいのは私は母さんが今でも大好きで大切な存在ということ。生きてる時には恥ずかしくてこんなこと言えなかったし、反抗した時期もあったけど、今では素直に言える。遅かった。言い残したことがたくさんある。悔しくて、申し訳なくて。母さんが私にしてくれたことに対して、私はほとんど親孝行ができなかった。心配もたくさんかけた。してくれたことの方が圧倒的に多い。空をみると思い出す。あの優しい味の味噌汁、風邪ひいた時に作ってくれたわかめおにぎり。ビビンバ、じゃがいもとこんにゃくのやつ、蒸かし芋、グラタン、チーズケーキ、ムース、バナナケーキ、、、あれが食べたい。あの味を作れるのは、1人しかいない。もう一回だけでも食べたい。母さんの取ってるレシピを見て作ろうか。お母さんの味。とてもとても尊いもの。
忘れないように、忘れないようにね。
あかんこラム
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