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飛行船

夏の終わりのデトックスnote。
その2。

沸き上がる熱が 枷を溶かして今 走り出す

春先に興味本位で買った実用書が、
季節をまたいで読めていない。

活字中毒気味で、あとでができなくて、
おもしろそうな本をみつけたら
本屋を出てそのままコーヒーの飲めるところで読み出してしまうタイプにも関わらず、だ。

“curious george”は、おさるのジョージの原題。
最近この“curious”という言葉が気になっていて。

学生時代に習った“curious”は、
「奇妙な、変わった」という意味合いで覚えていたから、そんなに特別に思うことはなかったのだけれど、
おさるのジョージを子供とここ1年よく読んでいて。

日本版おさるのジョージでは、
この“curious”は「知りたがりや」と訳されてる。

そうか、ジョージのそういう感じが“curious”かと思ってから、なんかいいなと。

ジョージも、うちの3歳も、

これなに?
なんてかいてあるの?
なんで?
あれやってみたい
そっちにいってみたい
わたしも!
じぶんで!

といった具合に、とにかく知りたがる。
子供はみな“curious”だ。

この世界を味わい尽くす気満々で毎日を過ごしてる。

ふとまわりの大人を見回してみると、
意外と“curious”な大人って少ない。

私も大人になってしまったからよくわかる。

おもしろそうなものに迷わず手を出して、
触れて、使って、楽しむ。

一見簡単なそれが、意外とむずかしい。

準備、後片付け、費用、時間。
そういったまわりにばかり目がいってしまって、どうにも体が重くなる。

これからの1年は、
新しい場所で、再構築する1年。

きっとこれを作ってる間はよりいっそう、体が重くなる。
それでも時には心に“curious”を。

思い切り「知りたがりや」のまま飛び込むようにしたい。

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