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エンターテイナーのはなし。

noteでこの人の話題は過去に一度だけ書いていて。
その後なんとなく自分の中でタブーとしていたのですが。
私の言葉では言い尽くせないし、
一度きりの記事なのにいまだに私の全記事の中で一番読まれているし、
なんかあやかる感じが申し訳なくて。

それでもちょっと。
久しぶりにいきおいで書きます。

あるアーティストの話です。
本当なら今日からツアーが始まる予定だったのだけれど、やはりこのご時世で向こう1ヶ月の6公演の中止が先日発表されたばかりで。

けど、先ほどliveがありました。
Instagramの生配信で。

ちょっと子供が生まれてから最近の音楽事情にめっきり疎くなってしまっていて、他の方がどうとか全くわかってはないんですけど、
私個人の感覚では
アリーナクラスが即完になる今(お金が取れるプロ)でも、これ(フリーライブ的なこと)やるんだ、という驚きがまずあって。

しかも1回きりじゃないんです。
中止になった6公演の日に、つまりあと5回live配信やるって決めたって言ってて。

あと歌う直前と終ったあとのコメントですごいなこの人と。
歌う前に言っていたのは、
「楽しみは自分で作っていかなきゃと思って」。

歌ったあとに言っていたのは、
「自分にできることは歌うことだけだから」。

なんというか、生きる姿勢としてそうだよなって思わされて。

選曲がまたすごかった。
1曲目は、
3.11の直前に発売されて、その内容からしばらくこの方が大切にしてた曲で、私もこの曲で当時だいぶ救われた曲で。
この状況下で歌ったことの意味たるや。

2曲目は、
聞いた人が何も考えずにただひたすらに楽しめる曲。

3曲目は、
これだけネタバレで申し訳ない。
「darkest before dawn」
直訳すると「夜明け前が一番暗い」、つまり明けない夜はないという歌。
私の娘の名前の由来はここからもきていて。
いつも
「一人でも一人じゃない そこにいるのは君一人じゃない」
ってところでぐっときてしまう。

でもって本当にこれが最大級なんだれど。
そんな御託並べるより、圧倒的な歌声。
芸術とかスポーツの分野って本当にこれに尽きる。
もう見たら何も言えなくなっちゃうやつ。

もはやただのファンのliveの感想になってきてしまったけど。

とにかく。
私が思ったのは、エンターテイメントは必要だということ。

人に生きる喜びとか、希望とか、勇気とかって

正しいこととか、
大人であることとかではなくて、

いつだってこういう言葉にできないスペシャルが、
人を動かしてるって私は思う。

ただただありがとうって思うし、
なんなら皆にも見てほしいし、
見なくても自分なりのスペシャルを補給して、
心の栄養満タンで
明日を明るく過ごしていけたら。

明日もlive配信やるってさ!
俄然私は明日もがんばろうと思ったよ!

写真解説・娘が産まれて最初にやってきた夜明け

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