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今宵、センシティブの扉を開いてみよう。

こんにちは、デザイナーの遠藤です。今日は少し趣向を変えて、私の好きなテーマについて書いてみようと思います。それは「センシティブ(=繊細さ)を紐解く」ということです。※若干ポエム要素あります。

世の中にセンシティブなことはいっぱいある

「日本人はセンシティブだ」「あの問題はセンシティブだ」などとよく聞くことがあるかもしれません。いずれも、その時の意味合いはネガティブな印象をうけるような内容で語られていることが多くあります。
例えば、WEBサービスのレーティングに「センシティブな表現を含む」とあり、見れなくなっていたりすることもあります。その時の「センシティブ」とは一体何を指すのでしょうか?暴力、同性婚やトランスジェンダー、体型、政治、宗教、妊活、国籍…などなど、まるで語ることがはばかられそうな話題に総称をつけるように表示されることが、少し不思議に思えます。

とはいえ私自身も、幼少期から親にセンシティブ扱いを受けて勝手に傷ついたりしていました。当時は末っ子気質を炸裂させていて、泣き虫で優柔不断な私を「茜ちゃんは優しいからね…」で済まされていた気持ちになり、勝手に自分は弱い人間だなどと傷ついていたものでした。そして大人になり割り切りを覚えると、なぜか今度は「あの人は強い人だ」などという印象が取り沙汰され、真逆の状況に戸惑うことになります。

実はセンシティブはみんなの中に必ずあるものだと思うのです。だけれど、「センシティブ=弱くてみっともない」という思い込みが邪魔をして、触れることを遠ざけられている存在だと思います。

センシティブがわかることも素敵なことだと思う

ビジネスの世界では、「決断が早く、自分が主導で動けることや、他より抜きん出ていることを素晴らしい」とすることが定石になっているようにも思える時代が続いてきました。
確かに、何かを決断する力がなければ動き出せずに損失を被ることになりかねません。ですが、それだけが大事とも思わないというのが私の意見です。センシティブな人は細かなことに気付くし、相手の痛みがわかります。その分理解力が優れていることも多く、広い観点で物事を捉えることができるとも思います。
そしてもちろんセンシティブじゃない場合も決して悪いわけではありません。世の中には、自分の鈍感さに悩む人ももちろんいます。

大事なことは、短絡的に「センシティブ」という言葉で片付けず、物事の本質を捉えることのように思います。

お金の問題はとかくセンシティブにとらわれがち

マネーフォワードに入社する前からわかっていたことではありますが、お金の問題はセンシティブにとらわれることがとても多いです。例えば「借金」や「負債」という言葉を聞くだけで、理由もなくひやっとしたりするようなことです。また、実は語られていない日本のお金の実態などは数多くあるし、さらにそれも人によって解釈が異なります。ですが、そのセンシティブさと向き合うことが、新しい可能性を生むことにもつながると思えます。

正解などないのだから、扉を開いてみよう

テクノロジーの進化とともに、人間も進化が求められるような時代です。毎日が新しいことで埋め尽くされている中で、もはや正解などありません。それはどの業界や日常生活でも言えることだと思います。
そんな中では、物事を短絡的に捉えず、本質を捉えられるようになることが自分や世界が生きやすくなることに繋がると思います。

まずは今日から「センシティブ」に向き合って新しい扉を開いてみませんか?また、自分のセンシティブさに悩む人には「私はセンシティブになれる」という言葉に変換してみることをぜひおすすめしたいと思います。

センシティブさにも向き合える社会は、きっと愛溢れる生きやすい世界だと思います。そんな社会づくりを目指して、今日も誰かのセンシティブに耳を傾けてみたいと思います。


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